病気の解説

脊髄炎

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緊急性の高い症状

  • 息がしにくいとき(まれに呼吸に影響することがあります)

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

脊髄炎の症状は、数分から数日のうちに急に出ることも、1〜4週間かけて出ることもあります。次のような症状があるときは、早めに脳神経内科を受診してください。急に悪くなっているときは、すぐに受診してください。

  • 足(ときに腕)の力が入りにくい、急に悪化する
  • 腰の痛み、手足や胴体に走るような鋭い痛み
  • しびれ、ちくちく・焼けるような感じ、感覚が鈍い(胸やおなかを帯状に囲むことも)
  • 尿が出にくい、もれる、便秘など排せつの変化

症状だけで病名を判断することはできません。気になる症状があれば医療機関で診察を受けてください。

出典:NINDS: Transverse Myelitis、難病情報センター: 多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13)

基本

概要

脊髄炎とは、脊髄に炎症が起こる状態のことを指します。脊髄は神経の束で、運動や感覚に重要な役割を果たしています。そのため、脊髄炎が発生すると、手足の麻痺や感覚の障害、排尿や排泄に関する問題が生じることがあります。脊髄炎の原因や治療方法はさまざまで、早めに医療機関を受診することが大切です。

主な症状

脊髄炎が起こると、手足の動かしにくさや感覚の低下、痛みやしびれなどの神経障害が現れることがあります。また、排尿のしにくさや尿失禁、便秘などの排泄に関する問題も生じることがあります。多発性硬化症が原因の場合、視神経も影響を受けることがあり、目の痛みや視野障害、失明などの症状が出ることもあります。症状の程度や持続時間は、脊髄のどの部分が影響を受けたかや原因によって異なります。

原因

脊髄炎は、感染症やワクチン接種、薬剤、自己免疫疾患などが原因で発症します。具体的な感染症にはポリオウイルスやヘルペスウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、エンテロウイルス、ウェストナイルウイルスなどがあります。また、マイコプラズマや梅毒、結核も原因となることがあります。さらに、抗菌薬や抗真菌薬の使用、全身性エリテマトーデス(SLE)や多発性硬化症などの病気も脊髄炎を引き起こすことがあります。

検査と診断

検査

脊髄炎の診断には、脊髄液の検査が行われることがあります。これは腰から針を刺して脊髄液を採取し、炎症の状況や細菌・ウイルスの有無、組織の損傷の程度を評価するものです。また、MRI検査で炎症の状態を確認したり、血液検査で自己抗体やウイルス感染の状況を調べたりすることもあります。

治療

治療

脊髄炎の治療は、原因に応じて行われます。ウイルスが原因の場合は抗ウイルス薬、細菌感染の場合は抗生物質が使用されます。薬剤が原因の場合は、その薬剤を中止することが必要です。また、脊髄の炎症を抑えるためにステロイドが投与されることもあります。さらに、血液浄化療法や鎮痛薬などの対症療法も考慮されます。ポリオウイルスが原因の一つであるため、予防接種を受けることも重要です。

脳神経内科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:NINDS: Transverse Myelitis / 難病情報センター: 多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13)(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。