病気の解説

腰椎圧迫骨折

まず相談する診療科整形外科
この解説の項目6項目

受診の目安

腰椎圧迫骨折では、腰椎の圧迫骨折では、背中の痛みが強く出たり、長時間の立つ・歩く・前かがみなどの動作で悪化したりします。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに整形外科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

腰椎圧迫骨折は、背骨の腰の部分がつぶれて起こることがあります。骨粗しょう症が原因の場合が多く、痛みがないこともあり得ます。背中が丸くなる、背を伸ばしにくい、歩く動作に影響が出ることもあります。痛みは急に出ることもあれば徐々に現れ、場所によっては腹部へ痛みが広がることもあります。痛みを叩くと不快感が生じることがあります。症状は個人差が大きく、治癒には数週間かかることがあります。

主な症状

腰椎の圧迫骨折では、背中の痛みが強く出たり、長時間の立つ・歩く・前かがみなどの動作で悪化したりします。痛みは鋭いこともあれば鈍いこともあり、痛みが腹部へ広がることもあります。背中を軽くたたくと不快感を感じることがあります。骨折の部位や原因によって痛みの現れ方はさまざまです。

検査と診断

診断

診断には医師による評価とX線検査が基本です。症状に基づく診察の後、背中の中央を優しく叩く検査なども行われます。必要に応じてCTやMRIが用いられることがあります。骨密度を測るDXA検査で骨粗しょう症の有無や程度を判断することがあります。

治療

治療

治療では痛みを和らげ、できるだけ早く日常の動作を再開できるようにします。痛み止めはアセトアミノフェンなどが用いられ、痛みが強い場合には医師がオピオイド鎮痛薬を処方することがあります。骨折が下の方で起きた場合には装具が勧められることがあります。安静が必要な場合もあるものの、できるだけ早く起き上がって歩くことが推奨されます。理学療法も重要です。骨粗しょう症にはビスホスホネート系薬剤や場合によってカルシトニンが使われ、骨密度の改善と再発予防を目指します。

経過と生活

経過・予後

多くの圧迫骨折は、ゆっくりと自然に治癒します。治療の目的は痛みの緩和と早期の活動再開、正常な機能の回復、ほかの骨折の予防です。

整形外科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。