病気の解説

薬物乱用頭痛

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受診の目安

薬物乱用頭痛では、毎日またはほぼ毎日頭痛が起き、朝起きたときに症状が出ることが多いです。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

薬物乱用頭痛は、頭痛薬を定期的に多く使いすぎることが原因で生じる頭痛です。神経が過敏になり痛みを感じやすくなると考えられています。物質依存がみられる人もおり、遺伝的な素因が影響することがあります。

主な症状

毎日またはほぼ毎日頭痛が起き、朝起きたときに症状が出ることが多いです。痛みの場所や感じ方は人により異なります。吐き気やイライラ、集中力の低下を感じることもあります。

検査と診断

診断

診断は、頭痛薬を定期的に使っている人で、頭痛の頻度と薬の使用頻度から判断します。頭痛が起きる治療薬の服用日数が一定以上、または複数の薬を普段から過剰に使用している状態が3カ月以上続くと診断されることがあります。他に説明のつく頭痛性疾患が見つからないことも要件です。定期的な神経画像検査は通常は行われません。

治療

治療

治療には、もともとの頭痛を予防する薬を使い、過剰に使用していた頭痛薬の使用を中止します。薬が中止できない場合は移行薬を使うことがあります。バイオフィードバックや認知療法も併用します。頭痛の原因薬を特定したうえで、オピオイド、バルビツール酸系薬剤、ベンゾジアゼピン系薬剤の急激な中止には慎重を要します。中止後は離脱症状に気をつけながら段階的な薬剤管理が行われます。

経過と生活

経過・予後

治療を進めると、10年後には約半数の方で痛みが消失するとされています。片頭痛の方は緊張型頭痛の方より回復しやすいとされています。治療開始から1年で月あたりの頭痛日数が減る方は、寛解が長く続く傾向があります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。