病気の解説
蜂窩織炎
別名:フレグモーネ、蜂巣織炎
緊急性の高い症状
赤みや腫れが急速に広がる・強い痛みや高熱・ぐったりするときは、速やかに受診し、急変時は救急(119)を要請してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
蜂窩織炎では、感染部の皮膚が赤くなり、痛みや圧痛を伴うことです。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに皮膚科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
蜂窩織炎は、皮膚の浅い部分に細菌が入り込み、赤く腫れて痛みを伴うことが多い感染症です。よく起こるのは脚の皮膚ですが、体のどの部位にも起こり得ます。感染部は熱を帯び、境目がはっきりしないことがありますが、時に水疱ができることもあります。原因となる細菌としては、連鎖球菌とブドウ球菌が挙げられ、MRSAと呼ばれる耐性菌が含まれることもあります。診断は主に外観と症状で判断され、必要に応じて培養検査を行うことがあります。
主な症状
蜂窩織炎の主な症状は、感染部の皮膚が赤くなり、痛みや圧痛を伴うことです。感染部の皮膚は熱を持って腫れ、表面がオレンジ色のように見えることもあります。水疱ができることもあります。多くは脚など体の片側に発生します。
原因
蜂窩織炎は主にレンサ球菌とブドウ球菌が原因です。細菌は傷口や開いた皮膚から侵入します。 MRSAという耐性菌が関与することもあります。
検査と診断
診断
診断は通常、感染部の外観と患者さんの症状を基にします。重篤な場合や治療が効かない場合を除き、通常は培養検査は必要ありません。深部静脈血栓症との鑑別が必要な場合には検査が行われることがあります。
治療
治療
抗菌薬による治療が基本です。連鎖球菌とブドウ球菌の双方に有効な薬が使われます。MRSAが疑われる場合には、経口薬としてトリメトプリムとスルファメトキサゾールの組み合わせ薬やクリンダマイシン、ドキシサイクリンなどが用いられることがあります。軽度の場合は経口薬で治療することがあります。症状が急速に広がる場合や高熱がある場合、または経口薬で効果がない場合には入院して静脈投与による治療になることがあります。感染部を動かさないようにし、高い位置に保つことで腫れを軽減します。必要に応じて膿があれば排膿します。
経過と生活
経過・予後
多くの場合、適切な抗菌薬による治療で速やかに回復します。皮膚の膿瘍が生じることや、重症化して全身に影響する場合はまれです。 repeatの再発に関しては、みずむしや肥満、静脈の問題、むくみ、湿疹などの危険因子がある人では再発することがあります。
蜂窩織炎と関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
皮膚科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。