病気の解説

術後肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症

まず相談する診療科循環器内科整形外科
この解説の項目6項目

緊急性の高い症状

突然の息苦しさや胸の痛み、失神、片脚の腫れや痛みに続く呼吸困難があるときは、ただちに救急(119)を要請してください。

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

術後肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症では、術後肺血栓塞栓症は、手術や入院中の安静が原因で起こる呼吸困難や胸部の痛みを伴う合併症です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、循環器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

術後肺血栓塞栓症は、手術や入院中の安静が原因で起こる呼吸困難や胸部の痛みを伴う合併症です。重症化すると命に関わることがあります。また、長時間の飛行機の搭乗や災害時の自家用車での避難中にも発生することがあります。

原因

下肢には動脈と静脈があり、安静にしていると静脈の血流が遅くなり、血液が固まることがあります。これが深部静脈血栓症と呼ばれ、血栓が肺動脈に詰まると肺血栓塞栓症になります。大きな血栓が詰まると、救命が難しくなることがあります。

検査と診断

検査

肺血栓塞栓症の診断には、造影CTや肺動脈造影、シンチグラムなどが使われます。深部静脈血栓症の診断には、超音波検査や造影CT、静脈造影が行われますが、手術後に毎日これらの検査を行うことは難しいため、予防が重要です。

治療

治療

術後の早期歩行が、術後肺血栓塞栓症の最大の予防策です。ベッド上で安静にしている間は、足首をしっかり動かすことが大切です。また、弾性ストッキングや空気圧迫装置も予防に役立ちます。人工関節の手術後には、血液が固まりにくくする抗凝固薬が使用されることがありますが、出血のリスクもあるため、注意が必要です。

循環器内科で扱うほかの病気

出典

参考: 日本整形外科学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。