好酸球の働きで正しいのはどれか。
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正解は2番
解説
好酸球は白血球の一種であり、その細胞質内には特異顆粒として主要塩基性蛋白などの化学伝達物質を含有している。免疫系においては、回虫などの寄生虫感染に対する生体防御反応において重要な役割を果たすほか、ヒスタミンなどを不活化する酵素を放出し、I型アレルギーなどのアレルギー反応や炎症の調節にも深く関与している。
選択肢ごとの解説
- 1. おもに急性炎症初期に遊走して細菌などの異物を貪食・消化するのは好中球である。また、組織中で貪食を行うのはマクロファージであり、好酸球の主たる機能は寄生虫の排除やアレルギー反応の制御である。
- 2. 正解。好酸球は白血球の一種であり、その細胞質内には特異顆粒として主要塩基性蛋白などの化学伝達物質を含有している。免疫系においては、回虫などの寄生虫感染に対する生体防御反応において重要な役割を果たすほか、ヒスタミンなどを不活化する酵素を放出し、I型アレルギーなどのアレルギー反応や炎症の調節にも深く関与している。
- 3. 液性免疫の中心的な役割を担うのはBリンパ球およびそこから分化する形質細胞である。好酸球は自然免疫系に関与する顆粒球であり、獲得免疫における液性免疫や細胞性免疫の主たる担い手ではない。
- 4. 抗体を産生するのは形質細胞に分化するB細胞(Bリンパ球)である。好酸球は造血幹細胞から分化・成熟する顆粒球の一種であり、免疫グロブリンを産生する機能は有していない。
国試ポイント
各種白血球(好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球)の主な役割や免疫の分類(細胞性免疫・液性免疫)を確実に区別して覚える。
覚え方
好酸球は「抗酸菌」ではなく「寄生虫とアレルギー」!
対になる知識
好中球=細菌などの貪食 / 好酸球=寄生虫・アレルギー / 好塩基球=ヒスタミン放出・アレルギー / T細胞=細胞性免疫 / B細胞=液性免疫(形質細胞となり抗体産生)
関連知識
白血球の分画において、健常成人で最も存在比率が高いのは好中球(約50〜70%)であり、次いでリンパ球が多い。マクロファージは血液中の単球が組織へ遊走して分化したものであり、強力な貪食能を持ち抗原提示細胞としても重要な役割を果たしている。