線維素性炎の代表例はどれか。
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正解は2番
解説
大葉性肺炎は、毛細血管の透過性が著しく亢進し、血液中のフィブリノゲンが血管外へ漏出してフィブリン(線維素)に変化し、肺胞内に多量の線維素と好中球が貯留する線維素性炎の代表例である。
選択肢ごとの解説
- 1. サルコイドーシスは、類上皮細胞性肉芽腫の形成を特徴とする慢性炎症の肉芽腫性炎である。
- 2. 正解。大葉性肺炎は、毛細血管の透過性が著しく亢進し、血液中のフィブリノゲンが血管外へ漏出してフィブリン(線維素)に変化し、肺胞内に多量の線維素と好中球が貯留する線維素性炎の代表例である。
- 3. アレルギー性鼻炎は、I型アレルギーに基づくアレルギー性疾患であり、線維素性炎ではない。
- 4. 急性虫垂炎は、好中球の浸潤と膿汁の貯留を特徴とする化膿性炎の代表例であり、線維素性炎ではない。
国試ポイント
急性炎症の形態分類(漿液性炎・線維素性炎・化膿性炎など)と、それぞれの代表的疾患(大葉性肺炎=線維素性炎)の組み合わせを問う。
覚え方
線維素といえば「大葉性肺炎」
対になる知識
線維素性炎の代表例としては大葉性肺炎、偽膜性大腸炎、フィブリン性心外膜炎があり、フィブリノゲンの滲出と偽膜形成を特徴とする。これに対し、急性虫垂炎や膿瘍、蜂巣炎は好中球の浸潤と膿汁の貯留を主徴とする化膿性炎の代表例であるため、両者を明確に区別して覚える。
関連知識
線維素性炎は、血管透過性の著しい亢進により血漿中のフィブリノゲンが組織表面に滲出し、それがフィブリン線維に変性して沈着する病態である。粘膜表面に生じた場合は壊死組織や白血球とともに偽膜を形成することがあり、大葉性肺炎の病期進行においても重要な所見となる。