要穴で、所属するすべての経穴が足の三陽経のいずれかにあてはまるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
下合穴は六腑それぞれに対応する経穴で、すべて足の三陽経(足陽明胃経、足太陽膀胱経、足少陽胆経)に位置します。例えば、胃の下合穴は足三里(足陽明胃経)、大腸は上巨虚(足陽明胃経)、小腸は下巨虚(足陽明胃経)、三焦は委陽(足太陽膀胱経)、膀胱は委中(足太陽膀胱経)、胆は陽陵泉(足少陽胆経)です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。下合穴は六腑(胆、胃、大腸、小腸、膀胱、三焦)それぞれの機能を調節する要穴であり、これらの経穴はすべて足の三陽経(足陽明胃経、足太陽膀胱経、足少陽胆経)に位置しています。
- 2. 四総穴は、頭項部の疾患を治す「合谷」、顔面・口腔部の疾患を治す「列缺」、腹部の疾患を治す「足三里」、腰背部の疾患を治す「委中」の4穴を指します。このうち列缺は手太陰肺経、合谷は手陽明大腸経であり、すべてが足の三陽経ではありません。 正しくは:列缺は手太陰肺経、合谷は手陽明大腸経であるため、すべてが足の三陽経ではない。
- 3. 八総穴(別名:八脈交会穴)は、奇経八脈と十二正経が交わる部分にある要穴です。公孫(足太陰脾経)と内関(手厥陰心包経)など、足の三陽経以外の経絡に属する経穴も含まれています。 正しくは:公孫は足太陰脾経、内関は手厥陰心包経であり、すべてが足の三陽経ではない。
- 4. 八会穴は、臓・腑・気・血・筋・脈・骨・髄の八つの特定の物質や組織が集まる要穴です。例えば、臓会は章門(足厥陰肝経)、血会は膈兪(足太陽膀胱経)、筋会は陽陵泉(足少陽胆経)などがあり、すべてが足の三陽経に属するわけではありません(例:章門は足厥陰肝経)。 正しくは:臓会は章門(足厥陰肝経)であり、足の三陽経以外の経絡に属する経穴も含まれるため、すべてが足の三陽経ではない。
国試ポイント
要穴の種類と所属経絡の関係性を正確に覚えることが重要です。特に下合穴が足の三陽経に属する六腑の合穴であることを理解しましょう。
混同注意
四総穴、八総穴、八会穴も要穴ですが、下合穴のように所属経穴がすべて足の三陽経に限定されるわけではありません。各要穴の特性と違いを明確に区別することが重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た際は、各要穴がどの臓腑や特定の部位に対応するか、そしてその要穴に属する経穴がどの経絡に位置するかを一つ一つ確認して判断します。
覚え方
同様の問題が出た際は、各要穴がどの臓腑や特定の部位に対応するか、そしてその要穴に属する経穴がどの経絡に位置するかを一つ一つ確認して判断します。
対になる知識
四総穴、八総穴、八会穴も要穴ですが、下合穴のように所属経穴がすべて足の三陽経に限定されるわけではありません。各要穴の特性と違いを明確に区別することが重要です。
関連知識
六腑(胆、胃、大腸、小腸、膀胱、三焦)と五臓の関連、およびそれぞれの募穴・原穴についても合わせて学習すると理解が深まります。また、経絡の流注と要穴の部位の関係も理解しておきましょう。