肉芽腫性炎に該当する疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
サルコイドーシスは、類上皮細胞や多核巨細胞からなる類上皮細胞性肉芽腫の形成を特徴とする全身性炎症性疾患であり、慢性炎症の特殊型である肉芽腫性炎の代表例である。
選択肢ごとの解説
- 1. アレルギー性鼻炎はIgE抗体が関与する即時型(I型)アレルギー反応であり、肉芽腫性炎ではない。
- 2. 正解。サルコイドーシスは、類上皮細胞や多核巨細胞からなる類上皮細胞性肉芽腫の形成を特徴とする全身性炎症性疾患であり、慢性炎症の特殊型である肉芽腫性炎の代表例である。
- 3. 劇症肝炎は肝細胞の広範な壊死を特徴とする急速な肝機能障害であり、肉芽腫形成を主徴とはしない。
- 4. 急性虫垂炎は細菌感染による化膿性炎(急性炎症)であり、肉芽腫性炎の範疇には入らない。
国試ポイント
肉芽腫性炎の代表的疾患(結核、サルコイドーシス、クローン病、ハンセン病など)を確実に覚えているかが問われる。
覚え方
肉芽のさる(サルコイドーシス)けむ(結核)
対になる知識
肉芽腫性炎を引き起こす代表的な疾患には、結核、サルコイドーシス、クローン病、ハンセン病、梅毒のゴム腫などがある。これに対し、アレルギー性鼻炎は漿液性炎や粘液分泌を伴うアレルギー反応であり、急性虫垂炎は化膿性炎、劇症肝炎は実質性壊死を主体とするため、炎症の形態学的な分類を対比する。
関連知識
肉芽腫は、持続する異物や病原体に対する慢性炎症反応として形成される限局性の結節である。マクロファージが変形した類上皮細胞や、それらが融合したラングハンス巨細胞が集簇し、その周囲をリンパ球や線維芽細胞が取り囲む特徴的な組織像を示す。