受傷直後の足関節捻挫に対するRICE処置について最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
RICE処置の"C"はCompression(圧迫)を意味し、受傷部位を圧迫することで、内出血や腫脹の拡大を抑制し、痛みを軽減する効果があるため、足関節捻挫の急性期管理として極めて重要である。
選択肢ごとの解説
- 1. 受傷直後の足関節捻挫に対してギプス包帯を行うことは、固定が強すぎ、腫脹の増大に対応できない可能性があるため、適切ではない。ギプスはより重度の損傷や亜急性期以降に検討されることが多い。 正しくは:ギプス包帯ではなく、弾性包帯やテーピングを用いて圧迫・固定を行う。
- 2. 湿布は消炎鎮痛効果があるが、RICE処置の"I"はIce(冷却)であり、直接的に組織温度を低下させるアイシングが腫脹や痛みの軽減に最も効果的である。湿布は冷却効果が限定的であり、RICE処置の要件とは異なる。 正しくは:湿布ではなく、氷嚢やコールドパックを用いて患部を冷却する(アイシング)。
- 3. 正解。RICE処置の"C"はCompression(圧迫)であり、損傷靱帯部を圧迫することで内出血や腫脹の拡大を防ぎ、痛みを軽減するため、足関節捻挫の急性期管理として最も適切な処置である。
- 4. RICE処置の"E"はElevation(挙上)を意味し、患肢を心臓よりも高く上げることで、重力により血液や組織液が貯留するのを防ぎ、腫脹を軽減する。頭より高く上げる必要はなく、心臓より高くが正しい。 正しくは:患肢は心臓よりも高く上げる。
国試ポイント
足関節捻挫に対する急性期のRICE処置の各要素とその目的を正確に理解し、実践できること。
混同注意
RICE処置の各要素(Rest, Ice, Compression, Elevation)は、それぞれ異なる目的を持つが、互いに連携して急性期の炎症や腫脹を最小限に抑える効果があるため、各要素の目的と適切な実施方法を混同しないように区別する必要がある。
次に同じ論点が出たら
足関節捻挫の急性期管理に関する問題が出題された場合、RICE処置の各要素(Rest、Ice、Compression、Elevation)が正しく説明されているか、特にCompression(圧迫)とElevation(挙上)の目的と方法に注目して判断する。
覚え方
足関節捻挫の急性期管理に関する問題が出題された場合、RICE処置の各要素(Rest、Ice、Compression、Elevation)が正しく説明されているか、特にCompression(圧迫)とElevation(挙上)の目的と方法に注目して判断する。
対になる知識
RICE処置の各要素(Rest, Ice, Compression, Elevation)は、それぞれ異なる目的を持つが、互いに連携して急性期の炎症や腫脹を最小限に抑える効果があるため、各要素の目的と適切な実施方法を混同しないように区別する必要がある。
関連知識
RICE処置に加えて、近年ではPOLICE処置(Protection, Optimal Loading, Ice, Compression, Elevation)も提唱されており、過度な安静だけでなく、早期の最適な負荷をかけることの重要性も認識されている。