骨度法

手技

はじめに

骨度法は、個人の身体の比率を基準として経穴の位置を正確に定めるための比例測量法である。国家試験では、身体各部の具体的な寸数の暗記や、異なる部位間で長さが等しい組み合わせなどが極めて頻出する。

どんな手技か

骨度法とは、骨格の長さを基準として全身の各部位を特定の比例度数である寸で分割し、経穴の正しい位置を導き出すための測量法である。患者ごとの体格の個体差を相殺し、正確な取穴を行うために用いられる。

方法

身体の各部位を特定の比率や寸法に分けて計測する。たとえば胸骨体下端から臍中央までは8寸、臍中央から恥骨結合上縁までは5寸、外果尖から足陽明胃経の豊隆までは8寸、膝蓋骨尖から内果尖までは16寸、脛骨内側顆下縁から内果尖までは13寸などと厳密に規定されている。

適応と禁忌

骨度法は特定の疾患に対する治療手技ではなく、すべての経穴の位置を正確に特定するための基礎技術である。正確な取穴を行うことで、鍼灸施術の効果を高めるとともに、圧痛や硬結といった臓腑病変の反応点を正確に見極めるために活用される。

国家試験のポイント

下肢や体幹などの具体的な寸数の暗記が不可欠となる。特に、胸骨体下端から臍中央までの長さと外果尖から豊隆までの長さがどちらも8寸である点や、下肢の各種の長さ(殿溝から膝窩まで14寸、脛骨内側顆下縁から内果尖まで13寸、膝蓋骨尖から内果尖まで16寸など)の数値の比較が問われる。

間違えやすいところ

下肢における異なる高さの寸法を混同しやすい。殿溝から膝窩までは14寸、脛骨内側顆下縁から内果尖までは13寸、膝蓋骨尖から内果尖および膝窩から外果尖までは16寸など、似たような下肢の部位ごとの数値を正確に区別して覚える必要がある。

骨度法が問われる国家試験問題(9問)

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