鍼通電装置と近接使用してはならないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
鍼通電装置は電気刺激を身体に与える医療機器であり、マイクロ波治療器から発生する電磁波は、鍼通電装置の動作を妨害したり、患者に不要な熱作用や電磁誘導作用を引き起こす可能性があるため、安全上の観点から近接使用してはなりません。
選択肢ごとの解説
- 1. 超音波治療器は、音波を利用する物理療法であり、鍼通電装置の電気回路との直接的な電磁波干渉はほとんどなく、近接使用しても一般的には問題ありません。
- 2. 紫外線治療器は、光線を利用する物理療法であり、鍼通電装置の電気回路との直接的な電磁波干渉はほとんどなく、近接使用しても一般的には問題ありません。
- 3. 正解。マイクロ波治療器は、高周波の電磁波を発生させ、体内の水分に吸収されて熱を発生させる機器です。この電磁波が鍼通電装置の電気回路に干渉し、誤作動や異常発熱を引き起こす危険性があるため、近接使用してはなりません。
- 4. 赤外線治療器は、電磁波の中でも熱作用を利用するものであり、マイクロ波のような強力な高周波電磁波とは異なり、鍼通電装置の動作に直接的な電磁波干渉を引き起こす可能性は極めて低いため、近接使用しても一般的には問題ありません。
国試ポイント
鍼通電装置と併用禁忌・近接禁忌の機器およびその理由を理解すること。特に電磁波を発生する機器との干渉に注意すること。
混同注意
電気刺激装置は他の物理療法機器との併用で干渉を起こす可能性があるため、各機器の特性を理解して区別する必要があります。
次に同じ論点が出たら
電気を扱う医療機器と、他のエネルギーを身体に加える医療機器の組み合わせにおいて、電磁波干渉や熱作用の増強、患者の生体反応への影響の可能性をまず考慮する。
覚え方
電気を扱う医療機器と、他のエネルギーを身体に加える医療機器の組み合わせにおいて、電磁波干渉や熱作用の増強、患者の生体反応への影響の可能性をまず考慮する。
対になる知識
電気刺激装置は他の物理療法機器との併用で干渉を起こす可能性があるため、各機器の特性を理解して区別する必要があります。
関連知識
ペースメーカー植え込み患者への電気治療も禁忌である。電気メスの使用も、ペースメーカーや他の電気機器との干渉により有害事象を引き起こす可能性がある。