出血性素因について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、自己抗体(主に抗血小板抗体)が自身の血小板を攻撃し、破壊することで血小板数が減少し、出血傾向をきたす後天性の自己免疫疾患である。
選択肢ごとの解説
- 1. 一次血栓は主に血小板が凝集して形成されるものであり、フィブリンは二次血栓(凝固血栓)の主成分である。 正しくは:一次血栓は血小板で構成される。
- 2. 血液凝固反応にはビタミンKが重要であり、ビタミンK依存性凝固因子の活性化に関与する。ビタミンCはコラーゲン合成に関与し、血管壁の脆弱性に関わるが、直接的な血液凝固因子ではない。 正しくは:血液凝固反応にはビタミンKが重要である。
- 3. 血友病はX連鎖劣性遺伝形式をとるため、男性に発症し、女性は保因者となることが多い。男性には認められないというのは誤りである。 正しくは:血友病は男性に多く認められる。
- 4. 正解。特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、自己抗体により血小板が破壊される自己免疫疾患であり、正しい記述である。
国試ポイント
特発性血小板減少性紫斑病の病態が自己免疫性であることと、各出血性素因の基本的な病態生理を理解する。
混同注意
免疫性血小板減少症と骨髄での血小板産生不全による血小板減少を区別すること。
次に同じ論点が出たら
出血性素因の問題では、まず一次止血と二次止血のどちらに異常があるのか、その原因は血小板か凝固因子か、遺伝性か後天性かという点で判断する。
覚え方
出血性素因の問題では、まず一次止血と二次止血のどちらに異常があるのか、その原因は血小板か凝固因子か、遺伝性か後天性かという点で判断する。
対になる知識
免疫性血小板減少症と骨髄での血小板産生不全による血小板減少を区別すること。
関連知識
一次止血(血管収縮、血小板凝集)と二次止血(血液凝固)の機序、血友病の遺伝形式と欠損因子、ビタミンK依存性凝固因子。