鍼施術に対する患者の感受性を決定する要因はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
患者の鍼施術に対する感受性は、過去の経験によって大きく影響を受けます。受療経験がある患者は、鍼刺激に対する期待や不安の程度、あるいは過去の痛みの記憶によって、同じ刺激でも感じ方が異なるため、感受性を決定する重要な要因となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 刺鍼の手技は刺激の強さや質を決定する要因であり、患者が受ける刺激量そのものに影響しますが、感受性そのものを決定する直接的な要因ではありません。感受性は、同じ刺激でも患者によって感じ方が異なるという個体差を指します。 正しくは:刺鍼の手技は、患者の感受性を考慮して、その患者に適した刺激量や刺激の質を決定するために重要となる。
- 2. 鍼体の太さは、刺鍼時の痛みや刺激の強さに影響を与えますが、これは刺激量側の要因であり、患者側の感受性そのものを決定する要因ではありません。同じ太さの鍼でも感受性は患者により異なります。 正しくは:鍼体の太さは、刺激の強度や痛みの有無を左右する要因の一つである。
- 3. 正解。受療経験の有無は、患者の鍼刺激に対する期待や不安、過去の痛みの記憶、心理的準備状態に大きく影響を与えます。これにより、同じ刺激でも感じ方が異なり、感受性を決定する重要な要因となります。
- 4. 刺激時間の長さは、施術の強度や総刺激量を表すものであり、刺激量側の要因です。感受性は、同じ刺激時間であっても患者によって感じ方が異なるという個体差を指します。 正しくは:刺激時間の長さは、鍼刺激の総量や効果の持続性に影響を与える。
国試ポイント
鍼施術の効果や患者の反応には、心理的要因や過去の経験が大きく関与することを理解する。
混同注意
施術者の技術的な要因と患者側の心理的・経験的要因を混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
鍼施術に対する患者の反応や感受性を問われた場合、技術的側面だけでなく、患者の心理状態、過去の経験、期待といった非特異的要因を考慮して判断する。
覚え方
鍼施術に対する患者の反応や感受性を問われた場合、技術的側面だけでなく、患者の心理状態、過去の経験、期待といった非特異的要因を考慮して判断する。
対になる知識
施術者の技術的な要因と患者側の心理的・経験的要因を混同しやすい。
関連知識
プラセボ効果、ノセボ効果、過去の痛みの記憶、期待効果。