薄筋について正しい記述はどれか。
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正解は1番
解説
薄筋は大腿の内側に位置する内転筋群の一つであり、股関節の内転や膝関節の屈曲・内旋に作用する。支配神経は閉鎖神経である。閉鎖神経は主に大腿の内転筋群を支配する神経であり、腰神経叢から起こる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。薄筋は大腿の内側に位置する内転筋群の一つであり、股関節の内転や膝関節の屈曲・内旋に作用する。支配神経は閉鎖神経である。閉鎖神経は主に大腿の内転筋群を支配する神経であり、腰神経叢から起こる。
- 2. 上殿神経は中殿筋や小殿筋、大腿筋膜張筋などの殿筋群を支配する。薄筋の支配神経ではない。
- 3. 大腿神経は主に大腿の前面に位置する伸筋群(大腿四頭筋や縫工筋など)を支配する。薄筋の支配神経ではない。
- 4. 下殿神経は仙骨神経叢から起こり、大殿筋を単独で支配する神経である。大殿筋は股関節の強力な伸展および外旋に作用するが、薄筋の支配神経ではない。
国試ポイント
下肢の主要な筋と、それを支配する神経(大腿神経・閉鎖神経・坐骨神経・上殿神経・下殿神経など)の組み合わせは国家試験で極めて頻出である。
覚え方
内転筋群(長内転筋・短内転筋・大内転筋・薄筋)の多くは閉鎖神経支配である(例外の恥骨筋は主に大腿神経支配)。
対になる知識
大腿神経は前庭や大腿前面の筋を支配する神経であり、大腿四頭筋・縫工筋・恥骨筋などがこれに含まれる。一方、閉鎖神経は閉鎖管を通って大腿内側へ回り込み、薄筋や長内転筋、短内転筋、大内転筋、外閉鎖筋などの内転筋群を支配する。また、下肢後面の筋群は主に坐骨神経によって支配されている。
関連知識
薄筋は縫工筋・半腱様筋とともに、脛骨上端の内側面に停止する際に共通の腱膜を形成し、これは鵞足と呼ばれる。鵞足部は臨床的に鵞足炎の好発部位として知られており、膝の屈曲や内旋運動に関与する重要な解剖学的ランドマークである。