脳血管障害による摂食嚥下障害に対するリハビリテーションの一環として、嚥下機能の改善を目指すための治療はどれか。
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正解は1番
解説
脳血管障害による摂食嚥下障害に対しては、誤嚥性肺炎の予防や安全な経口摂取の獲得を目的として、間接訓練や直接訓練といった摂食嚥下訓練が実施される。嚥下機能そのものの改善を図るリハビリテーションの中核をなす手法である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。脳血管障害による摂食嚥下障害に対しては、誤嚥性肺炎の予防や安全な経口摂取の獲得を目的として、間接訓練や直接訓練といった摂食嚥下訓練が実施される。嚥下機能そのものの改善を図るリハビリテーションの中核をなす手法である。
- 2. 温熱療法は、主に疼痛緩和や循環改善を目的として用いられる物理療法であり、嚥下機能の直接的な改善を目的とするものではない。
- 3. 電気刺激は、神経・筋の再教育や疼痛抑制を目的として用いられることがあるが、本問の主たる嚥下機能改善のための総合的な訓練アプローチとしては「嚥下訓練」が適切である。
- 4. 牽引療法は、頸椎症や腰椎症などの整形外科的疾患における除圧や疼痛緩和を目的として行われるものであり、摂食嚥下障害に対する訓練ではない。
国試ポイント
脳血管障害後の摂食嚥下障害に対するアプローチとして、口腔ケア(誤嚥性肺炎予防)と嚥下訓練(機能改善)の役割分担がよく問われる。
覚え方
予防は「ケア」、改善は「訓練」
対になる知識
嚥下機能の改善を目指す治療として、直接訓練では実際の食物を用いて安全な摂食・嚥下を促す。これに対して間接訓練では食物を用いず、基礎的な筋力強化や嚥下反射の誘発訓練(空嚥下や冷刺激など)を行い、誤嚥性肺炎の予防や機能回復を図る。
関連知識
摂食嚥下障害のスクリーニング検査には反復唾液嚥下テスト(RSST)や水飲みテストが用いられ、詳細な評価には嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)が必須である。また、誤嚥性肺炎の予防には口腔ケアの徹底や食事姿勢の調整が極めて重要となる。