血瘀の症状はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
血瘀は血液循環の停滞を指し、局所の栄養不良や代謝産物の蓄積を引き起こします。これにより、皮膚組織へのメラニンなどの色素沈着が促され、特定の部位に黒ずみやあざとして現れることがあります。特に慢性的な血瘀では、皮膚の長期的な変色として観察されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 筋けいれんは肝血虚や脾虚、あるいは電解質異常などが原因で起こることが多く、血瘀の直接的な主症状ではありません。血瘀による痛みは通常、刺痛として表現されます。 正しくは:肝血虚、脾虚、または電解質異常による症状
- 2. 顔面蒼白は血虚(貧血)や気虚、または急性期のショックなどでみられる症状であり、血瘀は通常、顔色が悪くても紫がかった暗い色調を呈することが多いです。 正しくは:血虚または気虚による症状
- 3. 視力減退は主に肝血虚や腎精不足、あるいは眼科的疾患によって引き起こされることが多く、血瘀が直接的な主原因となることは稀です。 正しくは:肝血虚または腎精不足による症状
- 4. 正解。血瘀により血液循環が停滞すると、代謝産物や色素が局所に蓄積しやすくなり、皮膚の色素沈着(あざ、黒ずみなど)が起こりやすくなります。特に慢性的な血瘀の徴候として重要です。
国試ポイント
血瘀の代表的な症状(疼痛、腫瘤、出血、皮膚症状など)を理解し、他の病態との鑑別点を覚えることが重要です。
混同注意
気滞による鬱滞症状(脹満感、気分変動など)や、気虚による血行不良(脈無力など)と混同しやすいですが、血瘀は主に局所的な血液循環の停滞とその結果生じる器質的・物質的な変化を特徴とします。
次に同じ論点が出たら
血瘀の症状を判断する際は、疼痛の性質(刺痛か)、皮下の触診(しこり)、舌診(舌下静脈の怒張、舌質の色)など、多角的な情報を総合して判断します。
覚え方
血瘀の症状を判断する際は、疼痛の性質(刺痛か)、皮下の触診(しこり)、舌診(舌下静脈の怒張、舌質の色)など、多角的な情報を総合して判断します。
対になる知識
気滞による鬱滞症状(脹満感、気分変動など)や、気虚による血行不良(脈無力など)と混同しやすいですが、血瘀は主に局所的な血液循環の停滞とその結果生じる器質的・物質的な変化を特徴とします。
関連知識
血瘀の他の主要な症状には、刺すような痛み(刺痛)、固定性のしこり(痞塊)、暗い色の月経血、舌下静脈の怒張などがあります。治療には活血化瘀薬(例:桂枝茯苓丸、桃核承気湯など)が用いられます。