脳性麻痺について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
脳性麻痺は非進行性の脳病変による永続的な運動および姿勢の障害であり、成長とともに症状が変化するため、その発達段階に応じた適切なリハビリテーションや教育的支援(療育)を行うことで、運動機能の発達を促し、QOLの向上を目指すことが非常に重要である。
選択肢ごとの解説
- 1. 脳性麻痺の原因となる脳病変は非進行性である。一度生じた障害が時間とともに悪化することはないが、発達に伴い症状は変化しうる。 正しくは:脳の病変は非進行性である。
- 2. 正解。脳性麻痺の小児は発達段階に応じて運動機能や認知機能が変化するため、それぞれの時期に合わせた適切なリハビリテーションや教育的支援(療育)が運動機能の発達促進と生活能力の向上に不可欠である。
- 3. 脳性麻痺の病型で最も多いのは痙直型である。アテトーゼ型は減少傾向にある。 正しくは:病型では痙直型が最も多い。
- 4. 脳性麻痺は、出生時だけでなく出生前、出生後早期(生後4週間以内)に生じた非進行性の脳の病変による永続的な運動および姿勢の障害であり、一過性の運動障害は含まれない。 正しくは:出生前、出生時、または出生後早期の非進行性脳病変による永続的な運動・姿勢障害である。
国試ポイント
脳性麻痺の定義(非進行性、周産期)、病型、合併症、および療育の重要性を理解する。
混同注意
進行性の神経疾患(例:進行性筋ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症)と混同しやすいが、脳性麻痺は病変自体は進行しない点が異なる。
次に同じ論点が出たら
「脳性麻痺」の問題が出たら、「非進行性病変であること」「周産期における脳の障害であること」「成長に応じた長期的な療育の必要性」の3点を中心に選択肢の正誤を判断する。
覚え方
「脳性麻痺」の問題が出たら、「非進行性病変であること」「周産期における脳の障害であること」「成長に応じた長期的な療育の必要性」の3点を中心に選択肢の正誤を判断する。
対になる知識
進行性の神経疾患(例:進行性筋ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症)と混同しやすいが、脳性麻痺は病変自体は進行しない点が異なる。
関連知識
脳性麻痺の主な原因(低酸素性虚血性脳症、脳室内出血、感染症など)、合併症(知的障害、てんかん、視覚・聴覚障害、構音障害など)、主な病型(痙直型、アテトーゼ型、失調型、混合型)。