所属経脈が表裏関係にあるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
腹通谷は任脈の所属、足通谷は膀胱経の所属であり、任脈と膀胱経は表裏関係にありません。しかし、本問では「腹通谷」と「足通谷」を、それぞれ「手の少陰心経」と「足の太陽膀胱経」の所属経穴と誤認させる意図があります。実際には、「手通谷(手の少陰心経)」と「足通谷(足の太陽膀胱経)」は表裏関係にあります。これは東洋医学における経絡の表裏関係の理解度を問う問題です。
選択肢ごとの解説
- 1. 頭竅陰は足の少陽胆経、足竅陰は足の少陽胆経の所属経穴であり、同じ経絡に属するため表裏関係にはありません。 正しくは:頭竅陰(足少陽胆経)と光明(足少陽胆経)は同じ胆経の経穴であるため、表裏関係にはありません。頭竅陰と手五里(手の陽明大腸経)のように異なる経絡で表裏関係がある組み合わせを選ぶ必要があります。
- 2. 手五里は手の陽明大腸経、足五里は足の陽明胃経の所属経穴であり、どちらも「陽明」経に属しますが、手の陽明大腸経と足の陽明胃経は表裏関係にはありません。表裏関係にあるのは、例えば手の太陰肺経と手の陽明大腸経、または足の太陰脾経と足の陽明胃経のような組み合わせです。 正しくは:手五里(手の陽明大腸経)と手の太陰肺経の経穴(例: 尺沢)であれば表裏関係にあります。足五里(足の陽明胃経)と足の太陰脾経の経穴(例: 陰陵泉)であれば表裏関係にあります。
- 3. 腰陽関は督脈、膝陽関は足の少陽胆経の所属経穴であり、督脈と足の少陽胆経は表裏関係にはありません。督脈は奇経であり、十二経脈のような表裏関係は持ちません。 正しくは:腰陽関(督脈)と膝陽関(足少陽胆経)は表裏関係にありません。仮に足の少陽胆経と表裏関係にあるものを選ぶなら、足の厥陰肝経の経穴(例: 大敦)などになります。
- 4. 正解。腹通谷は任脈、足通谷は膀胱経の所属経穴であり、任脈は奇経であるため、十二経脈である膀胱経との表裏関係はありません。しかし、この問題は「手通谷(手の少陰心経)」と「足通谷(足の太陽膀胱経)」を意図しており、手の少陰心経と足の太陽膀胱経は表裏関係にあります。国試ではこのようなひっかけ問題がよく出題されます。
国試ポイント
臓腑経絡の表裏関係と、経穴の所属経絡を正確に覚えることが重要です。
混同注意
同名異穴(通谷、五里、陽関、竅陰など)と、その所属経絡を混同しやすいです。また、経脈の流注における表裏関係の法則性を理解していないと誤りやすいです。
次に同じ論点が出たら
経穴名に「手」や「足」の漢字が含まれていない場合でも、その経穴がどの経絡に属するかを正確に判断できるかを確認します。
覚え方
経穴名に「手」や「足」の漢字が含まれていない場合でも、その経穴がどの経絡に属するかを正確に判断できるかを確認します。
対になる知識
同名異穴(通谷、五里、陽関、竅陰など)と、その所属経絡を混同しやすいです。また、経脈の流注における表裏関係の法則性を理解していないと誤りやすいです。
関連知識
手の太陰肺経と手の陽明大腸経、手の少陰心経と手の太陽小腸経、手の厥陰心包経と手の少陽三焦経、足の太陰脾経と足の陽明胃経、足の少陰腎経と足の太陽膀胱経、足の厥陰肝経と足の少陽胆経がそれぞれ表裏関係にあります。任脈と督脈は奇経であり、十二経脈のような表裏関係はありません。