脳神経で瞳孔を縮小させるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
動眼神経には、眼球運動を司る体性運動線維だけでなく、瞳孔括約筋に分布して瞳孔を縮小させる副交感神経線維(エdinger-Westphal核由来)が含まれる。光刺激によってこの副交感神経が活性化すると、瞳孔は縮小する(対光反射)。
選択肢ごとの解説
- 1. 視神経は視覚情報を脳に伝える感覚神経であり、瞳孔括約筋を直接支配して瞳孔を縮小させる機能はない。対光反射の求心路ではあるが、遠心路ではない。 正しくは:視神経は視覚伝達に関与する。
- 2. 正解。動眼神経には瞳孔括約筋を支配する副交感神経線維が含まれており、この神経の作用によって瞳孔は縮小する。これは対光反射の遠心路である。
- 3. 滑車神経は上斜筋を支配し、眼球の下外方への運動に関与する運動神経であり、瞳孔の縮小には関与しない。 正しくは:滑車神経は上斜筋の運動に関与する。
- 4. 外転神経は外側直筋を支配し、眼球の外転(外側への運動)に関与する運動神経であり、瞳孔の縮小には関与しない。 正しくは:外転神経は外側直筋の運動に関与する。
国試ポイント
脳神経の機能、特に眼球運動と瞳孔の調節に関わる神経を正確に覚えることが重要である。動眼神経が瞳孔の縮小に関わることを理解する。
混同注意
視神経は視覚伝導路であり、瞳孔径の直接的な調節には関与しない。滑車神経と外転神経は眼球運動のみに関与し、瞳孔の機能には関与しない点を混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
「瞳孔を縮小させる」「瞳孔括約筋」というキーワードが出たら、動眼神経の副交感神経線維の機能であると判断する。
覚え方
「瞳孔を縮小させる」「瞳孔括約筋」というキーワードが出たら、動眼神経の副交感神経線維の機能であると判断する。
対になる知識
視神経は視覚伝導路であり、瞳孔径の直接的な調節には関与しない。滑車神経と外転神経は眼球運動のみに関与し、瞳孔の機能には関与しない点を混同しやすい。
関連知識
動眼神経(Ⅲ)、滑車神経(Ⅳ)、外転神経(Ⅵ)は眼球運動に関わる。視神経(Ⅱ)は視覚に関わる。瞳孔散大には交感神経(上位胸髄)が関与する。対光反射の求心路は視神経、遠心路は動眼神経である。