腓骨の後方に取る経穴はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
腓骨の後方、特に外果の上方3寸に位置する経穴は、足少陽胆経の陽交穴であり、これは奇経八脈の陽維脈の郄穴であるため、選択肢1が正しい。腓骨は下腿の外側にある長骨であり、その後面は足関節の外側後方から上方に広がる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。腓骨の後方に位置する経穴として、外果の上方3寸にある陽交穴がある。陽交穴は足少陽胆経の経穴であるが、同時に奇経八脈の陽維脈の郄穴でもある。したがって、この記述は正しい。
- 2. 胆経の郄穴は外丘であり、腓骨の後方ではなく腓骨前縁に位置する。陽交は胆経の経穴ではあるが、単に「胆経の郄穴」という表現は適切ではない(胆経自身の郄穴は外丘)。 正しくは:胆経の郄穴は外丘であり、腓骨前縁に位置する。腓骨後方にあるのは陽交であり、これは陽維脈の郄穴である。
- 3. 胆経の絡穴は光明であり、外果の上方5寸に位置するが、これは腓骨の後方ではなく、腓骨の外側縁に位置する。また、光明は絡穴であり郄穴ではない。 正しくは:胆経の絡穴は光明であり、腓骨外側縁に位置し、腓骨の後方ではない。また、問題文は「郄穴」に言及している可能性が高い文脈である。
- 4. 八会穴の髄会は懸鐘(絶骨)であり、外果の上方3寸に位置するが、これは腓骨の後方ではなく、腓骨の外側に位置する。また、髄会は八会穴の一つであり、郄穴ではない。 正しくは:八会穴の髄会は懸鐘(絶骨)であり、腓骨の外側に位置し、腓骨の後方ではない。また、髄会は郄穴ではない。
国試ポイント
奇経八脈の経穴(特に郄穴と絡穴)、特定部位(例:腓骨後方)に位置する経穴の所属経絡と特殊穴の区別。
混同注意
奇経八脈の陽維脈の郄穴である「陽交」と、足少陽胆経の郄穴である「外丘」との混同。また、絡穴と郄穴の区別。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、まず問題文が指す解剖学的部位(例:腓骨の後方)にある経穴が何かを特定し、その経穴が所属する経絡と、それが特殊穴(郄穴、絡穴、八会穴など)のどのカテゴリーに属するかを確認して判断する。
覚え方
同様の問題が出た場合は、まず問題文が指す解剖学的部位(例:腓骨の後方)にある経穴が何かを特定し、その経穴が所属する経絡と、それが特殊穴(郄穴、絡穴、八会穴など)のどのカテゴリーに属するかを確認して判断する。
対になる知識
奇経八脈の陽維脈の郄穴である「陽交」と、足少陽胆経の郄穴である「外丘」との混同。また、絡穴と郄穴の区別。
関連知識
陽維脈の郄穴は陽交(胆経)、陰維脈の郄穴は築賓(腎経)である。奇経八脈の経穴は正経の経穴と共通しているものが多い。絡穴は絡脈の分岐点にあり、表裏関係にある経脈と連絡する。郄穴は気が集まり、急性病や痛みに対して用いられることが多い。