骨盤の分界線の構成に関与するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
岬角は第5腰椎と仙骨がなす前方の突出部であり、骨盤内臓を収める小骨盤と、腹部の臓器が位置する大骨盤を分ける境界線の一部を構成します。この分界線は、前方では恥骨結合上縁、側方では恥骨櫛、弓状線、そして後方では岬角によって形成されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。岬角は、第5腰椎と仙骨の移行部にある前方の突出部であり、骨盤の分界線の後方部分を構成する重要な要素です。分界線は、大骨盤と小骨盤を分ける境界となります。
- 2. 坐骨棘は、坐骨体後縁にある尖った突起で、骨盤の分界線には直接関与しません。これは小骨盤内に位置し、骨盤出口近くの構造物です。 正しくは:坐骨棘は、骨盤の分界線ではなく、小骨盤内の重要なランドマークであり、仙棘靭帯が付着する部位です。
- 3. 坐骨結節は、坐骨の下方にある粗な隆起で、座った時に体重を支える部位です。骨盤の分界線には全く関与せず、むしろ骨盤下口を構成する要素の一つです。 正しくは:坐骨結節は、骨盤の分界線ではなく、骨盤下口を構成する部分であり、殿部の筋肉の付着部です。
- 4. 上前腸骨棘は、腸骨翼の前方上縁にある突出部で、大骨盤の前外側に位置します。これは骨盤の分界線よりもはるかに上方、外側にあり、直接分界線には関与しません。 正しくは:上前腸骨棘は、骨盤の分界線ではなく、大骨盤の外側縁を構成し、鼠径靭帯の付着部となります。
国試ポイント
骨盤の分界線(O'Farrellの線)の構成要素を正確に覚えることが重要です。特に、大骨盤と小骨盤の境目となる解剖学的構造を理解しましょう。
混同注意
骨盤のランドマークは多数あり、それぞれの名称と位置、役割を混同しやすいです。特に、骨盤の計測に関わる部位や、分娩時に重要な構造を明確に区別することが求められます。
次に同じ論点が出たら
骨盤の分界線を構成する各要素(恥骨結合上縁、恥骨櫛、弓状線、岬角)が正確に挙げられているかを確認します。特に、内側の線として機能する部位と、外側の突出部を混同しないように注意します。
覚え方
骨盤の分界線を構成する各要素(恥骨結合上縁、恥骨櫛、弓状線、岬角)が正確に挙げられているかを確認します。特に、内側の線として機能する部位と、外側の突出部を混同しないように注意します。
対になる知識
骨盤のランドマークは多数あり、それぞれの名称と位置、役割を混同しやすいです。特に、骨盤の計測に関わる部位や、分娩時に重要な構造を明確に区別することが求められます。
関連知識
骨盤の分界線は、真骨盤入口(上口)とも呼ばれ、分娩時の胎児の通過経路の最も上方に位置します。この入口の形状や大きさは、分娩の難易度に影響を与える重要な要素です。また、分界線より上が大骨盤、下が小骨盤です。