「陽脈の海」と称され、全身の陽経の気血を総督・調節する奇経八脈はどれか。
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正解は2番
解説
督脈は背部正中線を上行し、全身の諸陽経と交会することから「陽脈の海」と称される。奇経八脈の一つとして陽経の気血を総督・調節する重要な役割を担っており、脳や髄とも深く関わっている。頭部や脊柱に多くの要穴を持ち、陽気のバランスを保つ中枢として機能する。
選択肢ごとの解説
- 1. 陰蹻脈は下肢の内側を上行し、目の開閉や下肢の運動を調節するが、「陽脈の海」ではない。
- 2. 正解。督脈は背部正中線を上行し、全身の諸陽経と交会することから「陽脈の海」と称される。奇経八脈の一つとして陽経の気血を総督・調節する重要な役割を担っており、脳や髄とも深く関わっている。頭部や脊柱に多くの要穴を持ち、陽気のバランスを保つ中枢として機能する。
- 3. これは陰維脈の説明。本問の陽脈の海では督脈であり、陰維脈は全身の陰経の気を連絡・調節し「陰維の海」とは呼ばれない。
- 4. これは陽維脈の説明。本問の陽脈の海では督脈であり、陽維脈は諸陽経の気を連絡・調節するが「陽脈の海」の別称はない。
国試ポイント
奇経八脈の別称(陽脈の海=督脈、陰脈の海=任脈、血海=衝脈)は国家試験の定番であるため、確実に区別して覚える。
覚え方
お腹(任脈)は『いん(陰)』、背中(督脈)は『よう(陽)』
対になる知識
陽経の気血を総督・調節する督脈は「陽脈の海」と称される。これに対置して、陰経の気血を総督・調節する任脈は「陰脈の海」と称されている。さらに全身の陰陽の気血の源を調節する衝脈は「十二経脈の海」と称されており、奇経八脈はそれぞれが人体の主要な気血のプールとして重要な統括機能を果たしている。
関連知識
奇経八脈には督脈、任脈、衝脈、帯脈、陰蹻脈、陽蹻脈、陰維脈、陽維脈の8つがある。これらは十二経脈の気血の過不足を調節する貯水池のような重要な役割を果たしている。