パーキンソン病患者のすくみ足や小刻み歩行に対して、歩行改善や転倒予防として有効な介入はどれか。
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正解は1番
解説
パーキンソン病におけるすくみ足や小刻み歩行に対し、床に引いた線をまたぐなどの視覚的手がかり(外部キュー)を活用した線またぎ訓練は、歩行のリズムを回復させ転倒リスクを軽減するため非常に有効である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。パーキンソン病におけるすくみ足や小刻み歩行に対し、床に引いた線をまたぐなどの視覚的手がかり(外部キュー)を活用した線またぎ訓練は、歩行のリズムを回復させ転倒リスクを軽減するため非常に有効である。
- 2. 暗所での単独歩行は視覚情報が遮断されるため、姿勢制御やバランスが著しく悪化し、転倒リスクを高めるため避けるべきである。
- 3. 他動的な強制屈曲は、パーキンソン病患者の筋固縮がある関節に対して無理に行うとかえって筋緊張を高めたり、受傷の原因になったりするため適切ではない。
- 4. 高負荷の全力走行は、姿勢反射障害や平衡感覚が不安定なパーキンソン病患者にとって転倒の危険性が極めて高く不適切である。
国試ポイント
パーキンソン病の歩行障害(すくみ足等)に対して、視覚・聴覚などの外部キュー(線またぎ訓練など)を用いる意義を問う問題が出やすい。
覚え方
すくみ足には足元に「線」、メトロノームで「リズム」。
対になる知識
パーキンソン病のすくみ足に対しては、視覚的キューを用いた線またぎ訓練や障害物歩行が有効である。これに対し、小刻み歩行に対しては、メトロノームなどの聴覚的キューを用いたリズム歩行が歩幅や歩行周期の改善に用いられる。
関連知識
パーキンソン病のリハビリテーションでは、姿勢反射障害やすくみ足による転倒を予防することが最優先課題の一つとなる。そのため、安全な歩行環境の調整や、外部キューを活用して運動プログラムを自己誘導する訓練方法が広く臨床で実践されている。