乳房超音波検査で評価できる項目はどれか。
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正解は3番
解説
乳房超音波検査は、超音波の反射を利用して乳腺内部の構造を描出する検査である。若年女性に多い高濃度乳腺(デンスブレスト)の評価にも優れており、しこり(腫瘤)の大きさ、形状、境界の明瞭度、内部エコーのパターン、血流の有無などを詳細に観察し、嚢胞性病変か充実性病変かといった病変の性状を評価するのに用いられる。
選択肢ごとの解説
- 1. 腸管の蠕動運動や腹部病変の評価には腹部超音波検査が用いられるが、乳房超音波検査とは探索する領域および目的が異なる。
- 2. 骨密度は骨塩定量検査(DEXA法や超音波骨密度測定装置など)によって評価されるものであり、乳房超音波検査の対象ではない。
- 3. 正解。乳房超音波検査は、超音波の反射を利用して乳腺内部の構造を描出する検査である。若年女性に多い高濃度乳腺(デンスブレスト)の評価にも優れており、しこり(腫瘤)の大きさ、形状、境界の明瞭度、内部エコーのパターン、血流の有無などを詳細に観察し、嚢胞性病変か充実性病変かといった病変の性状を評価するのに用いられる。
- 4. 心臓の弁膜の形態や機能、血流動態の評価には心臓超音波検査(心エコー)が用いられる。
国試ポイント
乳房超音波検査の適応と利点に関する問題。若年者に対する有用性(高濃度乳腺への対応)や、嚢胞と充実性腫瘍の鑑別に優れている点が問われやすい。
覚え方
エコーは「水(嚢胞)と肉(充実性)」の区別が得意と覚える。
対になる知識
マンモグラフィは40歳以上の女性の乳がん検診の中心であり高濃度乳腺では描出が不良となる。これに対し、乳房超音波検査は若年女性や高濃度乳腺に適しており、嚢胞と充実性病変の性状鑑別に優れた画像検査である。
関連知識
乳房のしこりに対する臨床的検査としては、まず超音波検査やマンモグラフィなどの画像診断で病変の有無や内部性状を評価し、悪性が疑われる場合には超音波ガイド下針生検などの組織診を行って確定診断を下す。