顔面望診で色の判断が困難な場合、皮膚が薄く血管が透けて見えやすいため、その代わりとして観察される部位はどれか。
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正解は4番
解説
顔面の色沢の観察が困難な場合、前腕前面は皮膚が薄く血管が透けて見えやすいため、体内の状態を反映する望診の補助部位として適切とされる。
選択肢ごとの解説
- 1. 下腿前面は脛骨の皮膚直上などを除き皮下脂肪や筋肉が厚く、血色を観察する部位としては一般的ではない。
- 2. 下腿後面は皮膚が厚く血管が透見しにくいため、顔面望診の補助部位としては不適切である。
- 3. 前腕後面は伸側であり、屈側である前腕前面に比べて皮膚が厚く血管が透けにくいため望診部位として選ばれない。
- 4. 正解。顔面の色沢の観察が困難な場合、前腕前面は皮膚が薄く血管が透けて見えやすいため、体内の状態を反映する望診の補助部位として適切とされる。
国試ポイント
身体各部の望診において、顔面以外の補助観察部位(前腕前面、口唇内側、手掌拇指球部など)の解剖学的特徴を問う問題が出題される。
覚え方
顔の代わりに「前腕前面」で薄い皮をみる
対になる知識
顔面の望診で色の判断が困難な場合の補助部位として、前腕前面、口唇内側、手掌拇指球部、舌下静脈などが活用され、正確な気血の状態を把握するために観察される。これに対して顔面そのものは五臓の色体表に対応した五色(青・赤・黄・白・黒)を最も反映しやすい主たる観察部位であるが、皮膚の厚さや日照の影響を受けるため補助部位との併用が必須である。
関連知識
望診は四診の最初に位置づけられる重要な診断法であり、患者の全身状態や局所の色沢、形態の変化を視覚的に捉えて病態を推測する基本手技である。『内経』においても五色を診ることで内臓の虚実や気血の盛衰を察知できると説かれており、東洋医学的な全体観に基づいた診断プロセスにおいて欠かせない不可欠な手段となっている。