陰虚の病証でみられる舌苔の特徴はどれか。
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正解は1番
解説
陰虚の病証では、体内の津液や陰液が不足するため、舌表面を潤す津液が枯渇し、舌苔がほとんどない状態である「少苔」や、鏡のようにツルツルした鏡面舌がみられやすい。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。陰虚の病証では、体内の津液や陰液が不足するため、舌表面を潤す津液が枯渇し、舌苔がほとんどない状態である「少苔」や、鏡のようにツルツルした鏡面舌がみられやすい。
- 2. 白潤苔は陽虚や寒証でみられる苔。本問の陰虚では津液不足を反映して少苔や無苔となる。
- 3. 白苔は表証や寒証の基本的な所見として現れる。本問の陰虚では津液の不足を反映して少苔や剥苔となるため、白苔の解説としては本問の条件に当てはまらない。
- 4. これは実熱証や燥熱証でみられる苔。本問の陰虚では虚熱による津液枯燥で少苔が特徴となる。
国試ポイント
陰虚病証における舌の特徴として「少苔(または無苔・鏡面舌)」と「舌質紅」の組み合わせが国家試験でよく問われる。
覚え方
陰虚=潤い不足で「少苔(ツルツル)」 ⇄ 陽虚=冷えと水湿で「白潤苔(ぽってり)」
対になる知識
陽虚では、舌質が淡く胖大で、舌苔が白く潤う(白潤苔)ことが多い。また、熱証では、舌質が紅く、舌苔が黄で乾燥する(黄燥苔)傾向がみられ、病証による舌苔の変化は診断において重要である。
関連知識
陰虚は津液の不足や陰液の虚損によって生じ、ほてりや盗汗などの虚熱の症状を伴う。舌苔は胃気の盛衰や邪気の性質を反映し、その厚薄や潤燥を観察することが臨床診断において極めて重要である。