継続的な運動トレーニングによって低下すると予測される生理的指標はどれか。
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正解は2番
解説
継続的な持久性トレーニングを行うと、循環器系に適応が生じ、安静時および同一運動負荷時の血圧が低下する。これは血管床の拡張や血管新生、交感神経活動の抑制などを背景として、血管全体の抵抗を示す末梢血管抵抗が減少するためである。血行動態の改善により心臓のポンプ機能の効率が高まり、高血圧の予防や改善に重要な役割を果たす。
選択肢ごとの解説
- 1. 継続的なトレーニングにより乳酸産生が抑制され、乳酸閾値(LT)は高強度側へ移行(上昇)するため低下するとはいえない。
- 2. 正解。継続的な持久性トレーニングを行うと、循環器系に適応が生じ、安静時および同一運動負荷時の血圧が低下する。これは血管床の拡張や血管新生、交感神経活動の抑制などを背景として、血管全体の抵抗を示す末梢血管抵抗が減少するためである。血行動態の改善により心臓のポンプ機能の効率が高まり、高血圧の予防や改善に重要な役割を果たす。
- 3. 持久的運動トレーニングの適応として、骨格筋内のミトコンドリアの数および容積は増加するため低下しない。
- 4. 運動トレーニング、特に持久性や等張性運動による心負荷への適応として、左室の容積や壁厚は増加(心肥大)するため低下しない。
国試ポイント
運動トレーニングによって「低下する指標(安静時心拍数、血圧、末梢血管抵抗など)」と「増加・向上する指標(最大酸素摂取量、インスリン感受性など)」を対比して覚えること。
覚え方
運動で血管が広がり、抵抗(末梢血管抵抗)や血圧は「下がる」
対になる知識
運動トレーニングによって低下する生理的指標には、末梢血管抵抗、安静時血圧、安静時心拍数がある。逆に増加する指標には、最大酸素摂取量、心拍出量、インスリン感受性が挙げられ、循環器系の適応を理解する上で重要である。
関連知識
生活習慣病の予防や改善において、継続的な有酸素運動は血圧や血糖値のコントロールに非常に有効である。毛細血管の発達や自律神経機能の改善を促し、結果として末梢血管抵抗の低下や循環動態の最適化に大きく寄与する。