糖質コルチコイドの生理作用として正しいのはどれか。
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正解は3番
解説
糖質コルチコイド(コルチゾールなど)は副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンであり、肝臓における糖新生を促進して血糖値を上昇させる作用を持つ。その他、タンパク質分解の促進、脂肪分解の促進、抗炎症作用および免疫抑制作用などを示す。
選択肢ごとの解説
- 1. 胃酸分泌の抑制ではなく促進である。糖質コルチコイドの過剰分泌や投与は胃酸やペプシンの分泌を高め、消化性潰瘍のリスクとなる。
- 2. 血圧の低下ではなく上昇である。糖質コルチコイドは血管の反応性を高め、また鉱質コルチコイド様作用により血圧を上昇させる。
- 3. 正解。糖質コルチコイド(コルチゾールなど)は副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンであり、肝臓における糖新生を促進して血糖値を上昇させる作用を持つ。その他、タンパク質分解の促進、脂肪分解の促進、抗炎症作用および免疫抑制作用などを示す。
- 4. 免疫反応の促進ではなく抑制である。糖質コルチコイドは強力な抗炎症作用・免疫抑制作用をもち、臨床ではアレルギー疾患や自己免疫疾患の治療に用いられる。
国試ポイント
糖質コルチコイドの代謝作用(糖新生促進、血糖上昇)と免疫抑制・抗炎症作用の双方を問う問題が頻出である。
覚え方
糖質コルチコイド =「糖」新生・血糖「上昇」・抗炎症
対になる知識
糖質コルチコイドは血糖値を上昇させる。 / 糖質コルチコイドは免疫抑制作用を持つ。 / 鉱質コルチコイドは電解質バランスを調節する。 / 副腎髄質から分泌されるカテコールアミンは血圧上昇作用を持つ。
関連知識
糖質コルチコイドは副腎皮質束状層から分泌されるステロイドホルモンであり、視床下部-下垂体-副腎系によって厳密に制御されている。強力な抗炎症作用や免疫抑制作用を持つ一方、長期投与や過剰分泌ではクッシング症候群を引き起こし、満月様顔貌や中心性肥満、高血糖などを呈する。