熱型と感染症の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
弛張熱は、1日の体温変動が1℃以上あり、最低体温が平熱より高い熱型です。敗血症では、持続する炎症反応と感染源からの毒素血症により、体温調節中枢が影響を受け、このような大きな体温変動を伴う発熱が見られることが多いため、組合せとして正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. マラリアの典型的な熱型は間欠熱(三日熱マラリアでは48時間ごとの発熱、四日熱マラリアでは72時間ごとの発熱)であり、稽留熱ではありません。稽留熱は肺炎や腸チフスでみられます。 正しくは:稽留熱→間欠熱
- 2. 正解。弛張熱は、1日の体温変動が1℃以上あり、最低体温が平熱より高い熱型です。敗血症ではこの熱型を呈することが多いため、正しい組合せです。
- 3. ホジキンリンパ腫で特徴的にみられる熱型は、周期熱の一つであるペル・エプシュタイン熱(数日間の発熱期と数日間の無熱期が周期的に繰り返される)であり、単に「周期熱」という表現は適切ですが、代表的な疾患としてホジキンリンパ腫は適切です。ただし、この選択肢の「周期熱ホジキンリンパ腫」が誤りというより、他の選択肢との比較において最も適切ではないという判断になります。この問題の選択肢は「正しい組合せはどれか」であり、最も正確な選択肢を選ぶ必要があります。周期熱はより広範な概念であり、必ずしもホジキンリンパ腫"のみ"を指すわけではありません。 正しくは:(ペル・エプシュタイン熱ホジキンリンパ腫)
- 4. 髄膜炎の典型的な熱型は稽留熱や弛張熱、あるいは持続する高熱であり、波状熱ではありません。波状熱はブルセラ症で特徴的にみられる熱型です。 正しくは:波状熱→稽留熱、弛張熱(または持続性の高熱)
国試ポイント
熱型と代表的な疾患の組合せを覚える。特に、弛張熱、稽留熱、間欠熱、周期熱、波状熱の定義と特徴的な疾患を押さえる。
混同注意
各熱型の定義が曖昧だと、代表疾患と正確に結びつけることができません。特に弛張熱と間欠熱、周期熱と波状熱の区別が混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
熱型に関する問題が出た場合、各熱型(稽留熱、弛張熱、間欠熱、周期熱、波状熱など)の正確な定義(1日の体温変動、最低体温の位置など)と、それに合致する代表的な疾患を覚えているかを確認して判断します。
覚え方
熱型に関する問題が出た場合、各熱型(稽留熱、弛張熱、間欠熱、周期熱、波状熱など)の正確な定義(1日の体温変動、最低体温の位置など)と、それに合致する代表的な疾患を覚えているかを確認して判断します。
対になる知識
各熱型の定義が曖昧だと、代表疾患と正確に結びつけることができません。特に弛張熱と間欠熱、周期熱と波状熱の区別が混同しやすいです。
関連知識
熱型は、発熱性疾患の診断の手がかりとなる重要な身体所見の一つです。他の所見(CRP、白血球数、画像所見など)と合わせて総合的に判断します。