疾病特有の症状が現れる前に、倦怠感や微熱などの非特異的な不定愁訴が現れる時期はどれか。
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正解は4番
解説
疾病特有の臨床症状が本格的に現れる直前に、全身倦怠感や微熱、食欲不振などの非特異的な軽度症状がみられる時期を前駆期という。多くの感染症や精神疾患などで認められ、この段階で早期に気づくことが疾病の重症化を防ぐ上で重要となるため、臨床上見逃せない重要な経過のひとつの段階である。
選択肢ごとの解説
- 1. 回復期は、病気の症状が軽快し、元の健康な状態へ向かっていく時期であり、初期症状が現れる時期ではない。
- 2. 移行期は、ある病態から別の病態へ移り変わる時期を指し、特有症状出現前の初期症状の時期とは異なる。
- 3. 慢性期は、急性期の症状が治まった後、長期にわたって経過する時期であり、非特異的な初期症状が現れる時期ではない。
- 4. 正解。疾病特有の臨床症状が本格的に現れる直前に、全身倦怠感や微熱、食欲不振などの非特異的な軽度症状がみられる時期を前駆期という。多くの感染症や精神疾患などで認められ、この段階で早期に気づくことが疾病の重症化を防ぐ上で重要となるため、臨床上見逃せない重要な経過のひとつの段階である。
国試ポイント
疾病の経過における各期(潜伏期・前駆期・侵襲期・極期・消退期・回復期)の定義と特徴は、病理学概論の基礎として頻出であるため、それぞれの時期の名称と状態を正確に一致させられるようにする。
覚え方
「潜(せん)んでから、前(ぜん)ぶれがあり、侵(しん)攻して、極(きょく)まる」と覚えると、潜伏期→前駆期→侵襲期→極期の順序を整理しやすい。
対になる知識
・潜伏期=病原体侵入から症状発現までの期間 ・前駆期=非特異的な不定愁訴がみられる時期 ・侵襲期=特異的症状が発現し増悪する時期 ・極期=症状が最も激しく現れる時期 ・消退期=症状が徐々に軽快する時期 ・回復期=健康な状態へ復帰する時期
関連知識
疾病の経過は感染症や非感染症によって異なり、急性経過をとるものと慢性経過をたどるものがある。また、転帰(治癒、死亡、移行、後遺症)に至るまでのプロセスも病理学の重要な学習項目である。