月経異常について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
月経前症候群(PMS)は、月経周期の黄体期に発現し、月経が開始すると症状が急速に軽減または消失するのが特徴です。これは、黄体期のホルモン変動が関与しているためであり、月経開始とともにこれらのホルモンレベルが変化し、症状が改善します。
選択肢ごとの解説
- 1. 授乳は視床下部からのGnRH分泌を抑制し、排卵を抑制することで続発性無月経の原因となります。原発性無月経は18歳になっても初経がない状態を指し、その原因は先天的なものが多いです。 正しくは:授乳は続発性無月経の原因となる。
- 2. 運動過多は、エネルギー不足やストレスにより視床下部-下垂体-卵巣軸の機能が抑制され、排卵障害や無月経、稀発月経の原因となることがあります。過多月経は月経量が異常に多い状態を指し、通常は子宮筋腫や子宮腺筋症などが原因です。 正しくは:運動過多は無月経の原因となる。
- 3. 続発性無月経は月経が停止する状態であるため、出血による鉄の喪失がなく、鉄欠乏性貧血が起こる可能性は低いです。むしろ、過多月経などで月経血量が多い場合に鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。 正しくは:過多月経では鉄欠乏性貧血が起こる。
- 4. 正解。月経前症候群(PMS)は、月経周期の黄体期に身体的・精神的症状が出現し、月経が開始すると症状が急速に消失または軽快するという特徴があります。
国試ポイント
月経前症候群(PMS)の定義と症状の時期、無月経の分類と原因、月経異常と関連疾患を理解する。
混同注意
月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)は混同されやすいですが、PMDDはPMSの症状の中でも精神症状が特に重篤で、日常生活に著しい支障をきたす場合に診断されます。
次に同じ論点が出たら
月経前症候群(PMS)の問題が出た場合、症状が出現する時期(月経前)と消失する時期(月経開始後)に着目し、その定義と合致するかどうかで判断する。
覚え方
月経前症候群(PMS)の問題が出た場合、症状が出現する時期(月経前)と消失する時期(月経開始後)に着目し、その定義と合致するかどうかで判断する。
対になる知識
月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)は混同されやすいですが、PMDDはPMSの症状の中でも精神症状が特に重篤で、日常生活に著しい支障をきたす場合に診断されます。
関連知識
原発性無月経の主な原因は染色体異常(例:ターナー症候群)やミュラー管奇形、続発性無月経の主な原因は視床下部・下垂体機能異常、卵巣機能不全、子宮内膜の損傷などである。過多月経の原因としては子宮筋腫や子宮腺筋症、血液凝固異常などが挙げられる。