痙縮について正しい記述はどれか。
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正解は4番
解説
痙縮は、大脳皮質から脊髄前角に至る上位運動ニューロンの障害によって引き起こされる、伸張反射の亢進を特徴とする筋緊張亢進(髄鞘反射の過剰)である。
選択肢ごとの解説
- 1. 歯車現象や鉛管現象はパーキンソン病などの固縮でみられる特徴であり、痙縮ではないため誤りである。
- 2. 下位運動ニューロン障害では筋緊張の低下や弛緩性麻痺がみられ、痙縮は生じないため誤りである。
- 3. 錐体外路系の障害によって生じる筋緊張亢進は固縮であり、痙縮は錐体路(上位運動ニューロン)の障害であるため誤りである。
- 4. 正解。痙縮は、大脳皮質から脊髄前角に至る上位運動ニューロンの障害によって引き起こされる、伸張反射の亢進を特徴とする筋緊張亢進(髄鞘反射の過剰)である。
国試ポイント
上位運動ニューロン障害による「痙縮」と、錐体外路障害による「固縮」の違いを対比して問う問題が頻出する。
覚え方
上位=痙縮(ナイフ折り)、錐体外路=固縮(歯車・鉛管)
対になる知識
固縮(パーキンソン症状など)は錐体外路系の障害によって起こり、受動運動に対して全関節可動域にわたり均等な抵抗を示す鉛管現象や、歯車が噛み合うようなカクカクとした歯車現象を特徴とする。
関連知識
痙縮は上位運動ニューロン(錐体路)の障害によって引き起こされる速度依存性の筋緊張亢進であり、急激な他動運動に対して強い抵抗を示し、途中から急に抵抗が抜ける「ナイフ折り現象」が特徴的である。また、深部腱反射の亢進やバビンスキー反射などの病的反射を伴う。