高次脳機能障害の一つで、特定の刺激に選択的に注意を向けたり、持続的に注意を維持したりする能力が障害される状態はどれか。
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正解は3番
解説
注意障害は、特定の刺激に選択的に注意を向けたり、持続的に注意を維持したり、複数の情報に注意を配分したりする能力が障害される高次脳機能障害の一つである。
選択肢ごとの解説
- 1. 失語症は、言語の理解や表現(話す、書く、聞く、読むなど)が障害される状態である。
- 2. 半側空間無視は、脳の損傷により、障害側とは反対側の空間にある情報や刺激に注意が向かなくなる状態である。
- 3. 正解。注意障害は、特定の刺激に選択的に注意を向けたり、持続的に注意を維持したり、複数の情報に注意を配分したりする能力が障害される高次脳機能障害の一つである。
- 4. 失認は、感覚器に異常がないにもかかわらず、提示された対象を認識して理解することができない状態である。
国試ポイント
高次脳機能障害の各症状(注意障害、記憶障害、遂行機能障害、失語、失行、失認)の定義の区別が問われる。
覚え方
注意を向ける・保つ = 注意障害、計画して実行する = 遂行機能障害
対になる知識
特定刺激への選択的注意や持続的注意が障害される病態は注意障害である。これに対し、新しい情報の学習や過去の情報の想起が困難になる病態は記憶障害であり、高次脳機能障害ではこれらが複合して現れることが多い。
関連知識
高次脳機能障害は、脳血管障害や頭部外傷などを原因として引き起こされ、注意障害、記憶障害、遂行機能障害、社会的行動障害などが含まれる。患者の社会復帰にあたっては、残存機能を活かした代償手段の導入や環境調整が重要となる。