認知機能や遂行機能に障害がある患者に対する適切な対応はどれか。
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正解は2番
解説
認知機能や遂行機能に障害がある患者に対しては、口頭のみの指示だけでなく、行動の手順を絵カードやメモなどの視覚的手がかりを用いて示し、一緒に確認することが有効である。これにより理解を助け、混乱を防ぎ、自立を支援することができる。
選択肢ごとの解説
- 1. 一度に複数の指示を与えると注意障害や遂行機能障害を持つ患者は混乱するため、指示は一つずつ簡潔に与えるべきである。
- 2. 正解。認知機能や遂行機能に障害がある患者に対しては、口頭のみの指示だけでなく、行動の手順を絵カードやメモなどの視覚的手がかりを用いて示し、一緒に確認することが有効である。これにより理解を助け、混乱を防ぎ、自立を支援することができる。
- 3. 急なスケジュールや環境の変更は精神的な混乱や不安を招くため、安定した予測可能な環境を提供することが重要である。
- 4. 安全確保や活動の遂行のために適切な見守りや声かけが必要であり、完全に放置することは事故や混乱につながるため不適切である。
国試ポイント
高次脳機能障害(記憶障害・注意障害・遂行機能障害など)に対する具体的なアプローチ方法や環境調整の原則を問う問題が頻出である。
覚え方
視覚的=見てわかる工夫で混乱を防ぐ
対になる知識
記憶障害に対するアプローチとしてはメモの活用やスケジュール管理補助が有効であり、注意障害に対しては静かで集中できる環境設定や単一の指示が原則となる。一方、遂行機能障害に対しては、行動手順の視覚化や一緒に確認しながらの遂行が不可欠である。
関連知識
高次脳機能障害に対するリハビリテーションでは、患者個々の障害特性を正確に評価し、残存機能を活かした代償手段の獲得や、混乱を防ぐための適切な環境調整を行うことが、社会復帰や日常生活の自立度向上のための基本方針となる。