慢性閉塞性肺疾患(COPD)について正しい記述はどれか。
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正解は4番
解説
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、タバコ煙などの有害物質を長期に吸入曝露することで生じる疾患であり、スパイロメトリーで示される気流制限は進行性かつ不可逆性であることが特徴である。したがって選択肢3が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 禁煙は疾患の進行を遅らせる最も有効な手段であるが、すでに障害された呼吸機能が完全に正常まで改善することはないため誤りである。
- 2. COPDの発症には能動喫煙だけでなく受動喫煙も関与することが知られているため誤りである。
- 3. COPDの呼吸困難は、初期には労作時に現れ、疾患が進行すると安静時にもみられるようになるため誤りである。
- 4. 正解。慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、タバコ煙などの有害物質を長期に吸入曝露することで生じる疾患であり、スパイロメトリーで示される気流制限は進行性かつ不可逆性であることが特徴である。したがって選択肢3が正しい。
国試ポイント
COPDの定義における「進行性かつ不可逆性の気流制限」や、禁煙による機能回復の限界は定番の出題点である。
覚え方
COPD:タバコが主因、不可逆、禁煙で進行を止める
対になる知識
慢性閉塞性肺疾患(COPD)における気流制限は、気道や肺実質の不可逆的な変化に基づくため進行性である。禁煙は病態の進行を抑制する上で最も有効であるが、すでに低下した呼吸機能が完全に正常化することはない。
関連知識
COPDの確定診断にはスパイロメトリーによる呼吸機能検査が必須であり、気管支拡張薬投与後の1秒率(FEV1/FVC)が70%未満であることが診断基準となる。また、喫煙を共通の危険因子とする肺癌の合併に注意を要する。