四診法で発汗を診ることができないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
『難経』六十九難において、四診法のそれぞれを神・聖・工・巧の四つの技能になぞらえて説明しています。聖技は望診、工技は聞診、巧技は問診を指し、神技が切診に対応します。発汗の有無や状態は、主に切診の一つである触診で皮膚の湿潤度を確認することで診察するため、聖技(望診)では直接的に発汗を診ることができません。
選択肢ごとの解説
- 1. 神技は切診を指します。切診では脈診、腹診、触診などを行い、皮膚の湿潤度を確認することで発汗の有無を診ることができます。 正しくは:神技は切診であり、発汗を診ることができる。
- 2. 正解。聖技は望診を指します。望診は視覚による診察であり、発汗の有無そのものは直接的に視覚で判断することが難しいです。発汗に伴う皮膚の光沢や汗の量などは観察できますが、発汗の有無を「診る」という点では触診に劣ります。
- 3. 工技は聞診を指します。聞診では、患者の声や呼吸音、体臭などから情報を得ますが、発汗を直接診ることはできません。 正しくは:工技は聞診であり、発汗を診ることはできない。
- 4. 巧技は問診を指します。問診では患者に発汗の有無や程度について尋ねることで情報を得ますが、患者が「発汗している」と訴えることを『診る』とは言いません。 正しくは:巧技は問診であり、発汗を診ることはできない。
国試ポイント
四診(望診・聞診・問診・切診)と、それぞれに対応する『難経』六十九難における神・聖・工・巧の技能の組み合わせを覚える。
混同注意
四診法と、脈診の脈状(浮脈、沈脈など)や、舌診の舌苔の色や形など、各診法の詳細な内容と混同しないように注意が必要です。本問は四診の「診法」と「技」の対応を問うています。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合は、『難経』六十九難における四診と四技の対応表を思い出し、各診法の具体的な内容から、問題文で問われている診察項目がどの診法に属するかを判断する。
覚え方
同様の論点が出た場合は、『難経』六十九難における四診と四技の対応表を思い出し、各診法の具体的な内容から、問題文で問われている診察項目がどの診法に属するかを判断する。
対になる知識
四診法と、脈診の脈状(浮脈、沈脈など)や、舌診の舌苔の色や形など、各診法の詳細な内容と混同しないように注意が必要です。本問は四診の「診法」と「技」の対応を問うています。
関連知識
望診:目で見て病状を把握する(顔色、体型、舌苔、排泄物など)。聞診:耳や鼻で病状を把握する(声の調子、呼吸音、体臭など)。問診:患者から病状を聞き取る(自覚症状、既往歴、生活習慣など)。切診:体に触れて病状を把握する(脈診、腹診、触診など)。