高齢者の外傷性脊髄損傷を予防する上で、最も重要となる対策はどれか。
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正解は1番
解説
高齢層で発生する外傷性脊髄損傷の主要な原因は、住環境等における転倒や転落である。そのため、高齢者の脊髄損傷を予防するためには、転倒や転落を防ぐための環境整備や筋力維持などの対策が最も重要となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。高齢層で発生する外傷性脊髄損傷の主要な原因は、住環境等における転倒や転落である。そのため、高齢者の脊髄損傷を予防するためには、転倒や転落を防ぐための環境整備や筋力維持などの対策が最も重要となる。
- 2. スポーツ外傷(水泳の飛び込みやラグビーなど)は若年層の受傷原因として比較的多くみられるが、高齢層の主要因ではない。
- 3. 労働災害(高所からの転落など)も脊髄損傷の原因となるが、高齢者層における全体的な主要受傷原因は日常生活中の転倒・転落である。
- 4. 交通事故は若年層における外傷性脊髄損傷の主な受傷原因であるが、高齢層の主要因は転倒・転落である。
国試ポイント
受傷原因の年齢層別特徴として、若年層は交通事故、高齢層は転倒・転落が多い点を押さえる。
覚え方
受傷原因の年齢差:若者は「交通・スポーツ」、高齢者は「転倒・転落」
対になる知識
外傷性脊髄損傷の受傷原因は年齢層によって大きく異なる。若年者においては、交通事故やバイク事故、およびコンタクトスポーツなどのスポーツ外傷によるものが圧倒的に多い。これに対して高齢者では、家屋内におけるちょっとしたつまずきや滑りなどの転倒・転落が主因となり、受傷機序や予防すべき生活上のリスクが世代間で対照的である点を理解しておく必要がある。
関連知識
外傷性脊髄損傷は、受傷部位として頸髄損傷の頻度が最も高い。特に高齢者では、加齢に伴う変形性頸椎症や頸椎症性脊髄症といった既存の脊柱管狭窄を基盤として有していることが多く、わずかな転倒などの軽微な外力であっても、過伸展強制などにより中心性頸髄損傷を受傷するケースが非常に多い。そのため、高齢者の住環境整備や転倒防止対策は極めて重要な臨床的意義を持つ。