呼吸器系の働きや心脈の運行を助ける気の名称はどれか。
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正解は4番
解説
宗気は自然界の清気と水穀の精微が合わさって生成され、胸中に集まる気である。その主な生理作用は、肺に属して呼吸運動を司り声音を調節することと、心に属して気血の運行を推し進め血脈を助けることである。したがって、呼吸器系の働きや心脈の運行を助ける気は宗気となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 真気は全身に分布して生命活動を営む気の総称であり、元気が変化したものである。胸中にあって呼吸や心脈を助ける特異的な働きを指す場合は宗気とするため誤り。
- 2. 元気は人体の生命活動の原動力となる気であり、先天の精に由来し腎に蔵される。呼吸器や心脈の運行を直接助ける中心的な働きをするのは宗気であるため誤り。
- 3. 水気は体内の水分代謝が障害されて停滞した病理産物を指すことが多く、生理的な気の分類名ではないため誤り。
- 4. 正解。宗気は自然界の清気と水穀の精微が合わさって生成され、胸中に集まる気である。その主な生理作用は、肺に属して呼吸運動を司り声音を調節することと、心に属して気血の運行を推し進め血脈を助けることである。したがって、呼吸器系の働きや心脈の運行を助ける気は宗気となる。
国試ポイント
気の種類(原気・宗気・営気・衛気)それぞれの生成場所、分布部位、主な生理作用を対比して問われることが多い。
覚え方
宗気は「胸中(きょうちゅう)」に溜まり、「呼吸・心脈」を助ける。
対になる知識
営気は脈中を巡り全身を滋養する。衛気は脈外を巡り体表を守る。宗気は胸中に集まり呼吸と心脈の運行を助ける。原気は腎に宿り生命活動の根本となる。それぞれ分布と働きが異なる。
関連知識
気は推動、温煦、防御、固摂、気化の5大機能を持つ。人体を構成する基本物質の一つであり、血や津液と密接に関係しながら全身の生命活動を維持している。気の過不足や巡りの異常が様々な病態を引き起こす。