津液の代謝および運行に関する記述で正しいものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
三焦は「水道の腑」と呼ばれ、全身の津液が運行する通路としての重要な生理作用を担う。飲食物から吸収された水液(津液)は三焦を通じて全身に行き渡り、不要なものは排泄される。
選択肢ごとの解説
- 1. 津液の生成は主に脾胃の運化作用によるものであり、肺は宣発粛降作用によって津液を輸布・排泄する。
- 2. 正解。三焦は「水道の腑」と呼ばれ、全身の津液が運行する通路としての重要な生理作用を担う。飲食物から吸収された水液(津液)は三焦を通じて全身に行き渡り、不要なものは排泄される。
- 3. 津液の全身への輸布には肺の宣発粛降作用が深く関わり、腎は津液の気化と膀胱への排泄を司る。
- 4. 津液が停滞すると浮腫や痰飲などが起こりやすい。脹痛は気滞によって引き起こされることが多い。
国試ポイント
三焦が「津液の運行通路」であるという機能や、脾・肺・腎の津液代謝における役割分担が国家試験で繰り返し問われる。
覚え方
脾が作り(生成)、肺がめぐらせ(輸布)、腎が蒸し(気化)、三焦を通る。
対になる知識
脾は津液の生成(運化作用)を主る。肺は津液の輸布(宣発粛降作用)を主る。腎は津液の気化と排泄を主る。これに対し三焦は、全身の津液が巡るすべての水道の通路としての作用をもつ。
関連知識
津液は気および血と並び、人体を構成する重要な基本物質の一つである。その代謝は脾による運化、肺による通調水道、腎による気化および蒸騰に依存しており、これら三者の機能失調により水湿、痰飲、水腫などの病理産物が形成される。三焦は『孤腑』とも称され、全身の気と水液が通行する不可欠な通路であり、津液代謝全体の円滑性を維持する上で極めて重要な役割を担っている。