尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋の上方1寸にある経穴はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
通里は、尺側手根屈筋腱の橈側縁に位置し、手関節掌側横紋の上方1寸に取穴される心経の絡穴です。心臓の機能を調整し、精神安定や心悸亢進、前腕内側痛などの治療に用いられます。問題文の記述と合致するため、通里が正解となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 間使は心包経の経穴で、手関節掌側横紋の上方3寸、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間(中央)に取穴されます。問題文の「尺側手根屈筋腱の橈側縁」とは異なるため誤りです。 正しくは:間使は手関節掌側横紋の上方3寸、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間に取穴される。
- 2. 養老は小腸経の郄穴で、尺骨頭橈側縁にある高骨部の尺骨茎状突起陥凹部に取穴されます。手関節掌側ではなく背側に位置し、問題文の「手関節掌側横紋の上方1寸」という記述とは異なるため誤りです。 正しくは:養老は尺骨頭橈側縁の高骨部にある陥凹部に取穴される。
- 3. 経渠は肺経の経穴で、橈骨動脈拍動部、橈骨茎状突起と母指外転筋腱の間に取穴されます。問題文の「尺側手根屈筋腱の橈側縁」や「手関節掌側横紋の上方1寸」とは異なるため誤りです。 正しくは:経渠は橈骨動脈拍動部、橈骨茎状突起と母指外転筋腱の間に取穴される。
- 4. 正解。通里は、尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋の上方1寸に取穴される心経の絡穴です。問題文の記述と完全に合致するため、これが正解です。
国試ポイント
経穴の取穴部位と所属経絡を正確に覚えることが重要です。特に、手関節周辺の経穴は類似した部位が多く、ランドマークと相対的な位置関係を把握する必要があります。
混同注意
手関節周辺の経穴は、橈側と尺側の区別、および横紋からの距離(寸)の識別が混同しやすいポイントです。特に、前腕屈筋群の腱を基準とする経穴は誤りやすいです。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合、まず経穴の所属経絡と、手関節掌側横紋からの距離(寸)、そして橈側縁か尺側縁かのランドマークを正確に確認して判断します。
覚え方
同様の論点が出題された場合、まず経穴の所属経絡と、手関節掌側横紋からの距離(寸)、そして橈側縁か尺側縁かのランドマークを正確に確認して判断します。
対になる知識
手関節周辺の経穴は、橈側と尺側の区別、および横紋からの距離(寸)の識別が混同しやすいポイントです。特に、前腕屈筋群の腱を基準とする経穴は誤りやすいです。
関連知識
心経の絡穴は通里、募穴は巨闕、郄穴は陰郄です。通里は心悸、不眠、前腕内側痛、失語などの適応があります。寸法の基準(骨度法)と体表解剖を関連付けて覚えることが重要です。