症状

黄疸

黄疸とは、血液中のビリルビンという黄色い色素が多すぎることで、皮膚や目の白い部分が黄色く変色する状態です。重篤な肝疾患などが隠れている場合があるため、発熱や強い腹痛などの危険なサインが見られる場合は、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。

主に相談する診療科消化器内科
関係する病気73件
からだの部位腹皮膚

受診の目安・危険なサイン

警戒すべき徴候がみられる場合は、できるだけ早く医師の診察を受ける必要があります。重度の腹痛や圧痛、眠気や錯乱などの精神機能の変化、血便やタール状の黒い便、血が混じった嘔吐物、発熱、出血しやすい傾向などがみられるときは危険なサインです。特にこうした症状がない場合でも、数日中には医師の診察を受けるべきです。

急な激しい症状、意識の異常、呼吸が苦しいときは 119 へ。

とは

黄疸は、古くなった赤血球が分解されるときにできるビリルビンという黄色の色素が、何らかの理由で血液中に蓄積し、皮膚や目に沈着することで起こります。多くの患者では尿の色が濃くなり、便の色が薄くなるという変化もみられます。成人では黄疸自体はほとんど症状を引き起こしませんが、原因となる病気によっては、全身のかゆみや吐き気、腹痛などを伴うことがあります。

考えられる主な原因

成人の黄疸には多くの原因があり、主に肝臓を傷つける病気、胆汁の流れを阻害する病気、赤血球の過剰な破壊などが関係しています。具体的な原因としては、ウイルス性や自己免疫性などの肝炎、長期間にわたる多量飲酒によるアルコール関連肝疾患、胆石や腫瘍による胆管の閉塞などが挙げられます。また、特定の薬物や薬剤、毒素、ハーブ製品に対する中毒反応のほか、まれに遺伝性の疾患が影響していることも考えられます。

家庭でできる対処

黄疸が疑われる場合に家庭でできる特別な対処法はありません。黄疸を引き起こす原因には肝臓の病気や薬物の影響などが含まれるため、自己判断で様子を見たり市販薬を使用したりせず、早めに医療機関を受診することが重要です。受診の際は、いつから黄疸や濃い尿が出始めたか、服用している薬やアルコールの摂取状況などを医師に伝えられるように準備しておくと役立ちます。

検査で分かること

医療機関では、黄疸の原因を特定するために医師による問診や身体診察が行われます。さらに、血液検査を行ってビリルビンの値や肝機能の状態を確認します。必要に応じて、超音波検査、CT検査、MRI検査、内視鏡検査などの画像検査を行い、肝臓や胆管の状態、閉塞の原因などを詳しく調べます。原因がはっきりしない場合には、肝生検を行うこともあります。

黄疸に関係する病気

medimichi は診断を行いません。表示の順番は、病気である可能性の高さを示すものではありません。

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出典

  • MSDマニュアル家庭版
  • MSDマニュアル プロフェッショナル版

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この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。

医療系の学生・受験生の方へ(国家試験での扱い)

医療系国家試験での扱い

医療系の学生・受験者の方は、「黄疸」の国家試験ページで、実際にどう問われるか(関連問題・要点)を確認できます。