疾患と関連する異常な沈着物の正しい組合せはどれか。
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正解は4番
解説
痛風は、高尿酸血症を背景として、関節包や軟骨などの組織に尿酸塩(主に尿酸ナトリウム)の微結晶が沈着し、激しい急性関節炎を引き起こす疾患である。
選択肢ごとの解説
- 1. 黄疸は、血中のビリルビン(生体色素)濃度が上昇し、皮膚や眼球結膜などにビリルビンが沈着・黄染する病態である。アミロイドの沈着はアミロイドーシスである。
- 2. 関節リウマチは、慢性炎症によりアミロイドタンパクが臓器に沈着する二次性アミロイドーシスを合併することがある。ビリルビンの沈着は黄疸である。
- 3. ヘモジデローシスは、鉄代謝異常などにより、組織にヘモジデリン(鉄含有色素)が過剰に沈着する病態である。尿酸塩の沈着は痛風で見られる。
- 4. 正解。痛風は、高尿酸血症を背景として、関節包や軟骨などの組織に尿酸塩(主に尿酸ナトリウム)の微結晶が沈着し、激しい急性関節炎を引き起こす疾患である。
国試ポイント
疾患名とそこに沈着する物質(痛風=尿酸塩、黄疸=ビリルビン、ヘモジデローシス=ヘモジデリン、関節リウマチ・アミロイドーシス=アミロイド)の対応を問う問題が頻出である。
覚え方
痛風は尿酸(つうふう・にょうさん)、黄疸は胆汁色素(ビリルビン)
対になる知識
疾病とそれに伴う特異的な沈着物の組合せとして、痛風では尿酸塩が関節や皮下に沈着し、黄疸ではビリルビンが組織に沈着して黄色を呈する。また、ヘモジデローシスではヘモジデリンが、アミロイドーシスでは異常蛋白であるアミロイドが組織に沈着するため、正確に区別して覚える必要がある。
関連知識
アミロイドーシスには、形質細胞異常による原発性と、慢性炎症(関節リウマチなど)に続発する続発性(二次性)がある。痛風発作は尿酸塩結晶に対する好中球の貪食と炎症性サイトカインの放出が引き金となる。