予防接種

臨床医学

はじめに

予防接種は、感染症の予防を目的としてワクチンを接種し、発症や重症化を防ぐための公衆衛生上の重要な手段です。国家試験では国民医療費の集計対象に含まれないことや、特定のワクチンと予防できる疾患の組み合わせなどが問われます。

何を指すか

予防接種は、生体にワクチンを投与することで免疫を誘導し、特定の感染症に対する抵抗力を高めるための対策です。疾病予防対策における感受性宿主対策の一つとして位置づけられており、結核対策におけるBCGなどが挙げられます。

目的と適応

ワクチンを用いて生体内で液性免疫などを誘導し、対象となる感染症の発症や重症化を防ぐことを目的として実施されます。健康診断が早期発見を目的とするのに対し、予防接種は主に発病の予防を目的として行われます。

方法

ジフテリア、百日咳、破傷風に対するDPT三種混合ワクチンや、結核に対するBCGなどが用いられます。DPT三種混合ワクチンには、それぞれの菌の毒素や成分を無毒化したトキソイドや成分が含まれています。

国家試験のポイント

国家試験では、予防接種の費用が日本国内の国民医療費の集計対象に含まれないことが頻出のポイントとなります。また、DPT三種混合ワクチンやMRワクチンなどの混合ワクチンと、それらで予防できる疾患名の組み合わせについても正確に覚える必要があります。

間違えやすいところ

治療目的で行われる保険診療とは異なり、予防接種は原則として自由診療や公衆衛生事業として扱われます。そのため、疾病の治療にかかった費用を推計する国民医療費には含まれないため、健康診断や正常分娩などの費用と混同しないよう注意が必要です。

予防接種が問われる国家試験問題(4問)

関連する医学知識

関連する分野