超音波検査
検査
▶ 超音波検査の一般向け解説(原因・症状・受診の目安・治療)を読む
はじめに
超音波検査は、音波を利用して体内の臓器や組織を画像化する検査であり、放射線被曝を伴わない安全性の高い画像診断法です。妊婦や小児に対しても安心して実施できるほか、乳房などの表面に近い組織の観察や動的な評価に広く用いられています。
何を指すか
超音波検査は、超音波の反射を利用して体内の構造を描出する検査方法です。X線や電離放射線を用いない非電離放射線を活用した検査であり、通常の検査範囲では人体への有害な影響が少ないという特徴を持っています。
目的と適応
体内の臓器や組織の形態を観察し、病変の有無や性状を評価するために行われます。特に、若年女性に多い高濃度乳腺の評価や、しこりなどの病変が嚢胞性病変か充実性病変かを見極める目的で活用されます。
方法
超音波を用いて身体内部の構造を画像化し、乳腺内部の構造や関節、腱などの動的評価を行います。乳房の検査では、しこりの大きさや形状、境界の明瞭度、内部エコーのパターン、血流の有無などを詳細に観察します。
判定と意義
得られた画像から、病変の有無やその性状を詳細に評価します。嚢胞性病変と充実性病変の鑑別などに優れており、悪性が疑われる場合には組織診を行うための判断材料としても役立てられます。
国家試験のポイント
国家試験では、電離放射線を用いる検査と用いない検査の区別が頻出のポイントとなります。超音波検査は放射線被曝を伴わないため、MRI検査などとともに被曝のない検査として分類されます。また、表面の軟部組織や関節・腱の動的評価、高濃度乳腺に対する有用性も問われます。
間違えやすいところ
CT検査やレントゲン撮影といったX線を用いる検査とは異なり、放射線被曝を一切伴わない点が大きな違いです。CTやMRIが骨の立体構造や深部の神経・筋病変の全体像を把握することに優れているのに対し、超音波検査は表面の軟部組織や動的評価に適しているという使い分けを混同しないよう注意が必要です。