病気の解説

びまん性汎細気管支炎

別名:び慢性汎細気管支炎

まず相談する診療科呼吸器内科
この解説の項目6項目

受診の目安

びまん性汎細気管支炎では、黄色や緑色のたんが多く出て、1日で100ml以上になることもあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、呼吸器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

びまん性汎細気管支炎は、呼吸細気管支と呼ばれる細い気管支の周りに慢性の炎症が起きる病気です。たんが多く出て、せきが続き、息苦しさを感じることがあります。1969年に日本で新しい病気として提唱され、現在は国際的にも認識されています。

主な症状

黄色や緑色のたんが多く出て、1日で100ml以上になることもあります。たんのほかにせきが認められ、呼吸が苦しくなると歩いたり坂道を登るときに息切れを感じることがあります。症状は長く続き、良くなったり悪くなったりを繰り返します。副鼻腔炎による鼻づまりや鼻水も見られることがあります。

検査と診断

診断

この病気の診断にはCT検査がとても重要です。肺の細い気管支に炎症が広がるため、肺には小さな粒のような陰影が見られます。たんの検査でインフルエンザ菌や肺炎球菌が検出され、進行例では緑膿菌が検出されることがあります。呼吸機能検査では閉塞性障害がみられます。胸部CTでは両方の肺に小さな粒状の陰影が認められることがあります。

治療

治療

治療にはマクロライド系と呼ばれる抗菌薬を長期間使います。この薬には抗菌作用のほか、気管支の炎症を抑える効果もあり、多くの人で症状が改善します。細菌感染によって症状が悪化した場合には、原因となる細菌に対する抗菌薬を使って治療します。

経過と生活

経過・予後

以前は進行性の難病とされていましたが、マクロライド系抗菌薬を少量ずつ長く使うことで、多くの人で症状が改善し、病気の進行を抑えることが期待されています。病気が進行すると肺の機能が低下し、在宅酸素療法が必要になることもあり、日常生活に大きな影響を受けることがあります。そのため、早期の発見と治療が大切です。

呼吸器内科で扱うほかの病気

出典

参考: 日本呼吸器学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。