病気の解説
乳汁漏
受診の目安
乳汁漏では、腫瘍が大きいと頭痛や視野の一部が見えにくくなることもあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、産婦人科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
乳汁漏出症とは、授乳をしていないときなどに乳房からお乳が出る状態を指します。男女いずれでも起こり得ます。主な原因には脳下垂体にできた腫瘍など、プロラクチンというホルモンの量が多くなることが関係します。検査としては下垂体のCTや脳のMRI、プロラクチンの測定などがあります。治療としては薬でプロラクチンの量を減らすことや、腫瘍がある場合には手術が選ばれることがあります。場合によっては治療を行わないこともあります。
主な症状
女性の場合は乳房からのお乳の出やすさ、月経の乱れ、腟の乾燥、体毛の増加などがみられることがあります。男性の場合は乳房からの分泌、性欲の低下、勃起障害がみられることがあります。腫瘍が大きいと頭痛や視野の一部が見えにくくなることもあります。
原因
プロラクチンというホルモンは下垂体から出て、授乳のときに乳房を作らせます。プロラクチンが多すぎると授乳していないときにも乳房からお乳が出ることがあります。男女ともに下垂体の腫瘍や特定の薬、甲状腺機能低下症などが原因となることがあります。
検査と診断
検査
検査としては下垂体のCT検査、脳のMRI検査、下垂体ホルモンのプロラクチンの測定などがあります。
治療
治療
治療には薬で下垂体がつくるプロラクチンを抑える方法、腫瘍がある場合には手術で除去する方法、薬や手術がうまくいかないときの放射線療法があります。エストロゲン濃度の低下に対してはエストロゲンを補充することもあります。
産婦人科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。