病気の解説

全般性不安障害

別名:全般性不安症

まず相談する診療科精神科
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受診の目安

  • 仕事・家庭・お金・健康など、身の回りのさまざまなことへの心配が止まらず、自分ではうまく抑えられない状態が長く続いているとき
  • 心配に加えて、眠れない、疲れが抜けない、肩や首がこわばる、イライラする、物事に集中できない、といった状態が重なっているとき
  • 不安のために、以前はしていたことを避けるようになり、学校・仕事・人付き合いに差し支えが出ているとき

相談先は精神科や心療内科です。動悸やめまい、息苦しさなどの体の症状は、甲状腺の病気や不整脈など体の病気でも起こることがあり、症状だけで病名を判断することはできません。そのため、まず体の病気がないかを確かめることがあります(MedlinePlus)。

基本

全般性不安障害とは

不安は本来、ストレスに対する自然な反応ですが、それが一時的なものにとどまらず、日常生活に支障が出るほど続く状態を不安障害といいます(MedlinePlus)。全般性不安障害はその一つで、特定の場面に限らず、生活の中のいろいろな事柄について強い心配が続くのが特徴です。目安として、こうした状態が半年以上続くものとされています(厚生労働省)(MedlinePlus)。

主な症状

中心になるのは「心配しすぎてしまうこと」ですが、心と体の両方にさまざまな変化があらわれます。

  • 気持ちの面:落ち着かない、イライラしやすい、集中しにくい(厚生労働省)
  • 体の面:疲れやすい、筋肉のこわばり、寝つけない・眠りが浅い(厚生労働省)。胸がドキドキする、原因のはっきりしない痛み、めまい、息切れを感じることもあります(MedlinePlus)。
  • 行動の面:不安を避けようとして、これまでしていた活動をしなくなることがあります(MedlinePlus)。

カフェインなどの物質や一部の薬で、症状が強まることがあるとされます(MedlinePlus)。

原因・なりやすい要因

はっきりした原因はわかっていません。遺伝、脳の働き、ストレス、生活環境などが重なって起こると考えられています(MedlinePlus)。

なりやすさに関わるものとして、内気で引っ込み思案な性格傾向、子どもの頃や大人になってからのつらい体験、家族に不安障害など心の病気の人がいること、甲状腺の病気や不整脈といった体の病気が挙げられています。全般性不安障害は女性に多いとされます(MedlinePlus)。

検査と診断

診断

症状やこれまでの病歴を聞き取り、必要に応じて診察や血液検査などで体の病気がないかを確認します。体の病気が見つからない場合に、医師や心の専門職が心理面の評価を行って判断します(MedlinePlus)。

治療

治療

治療は、カウンセリング(精神療法)と薬が柱で、どちらか一方、または両方を組み合わせます(厚生労働省)(MedlinePlus)。

  • 認知行動療法:体と心をゆるめる練習、苦手なことに少しずつ慣れていく練習、極端に悪い方へ考えてしまうクセを見直す練習などを行います(厚生労働省)。マインドフルネスや目標づくりを取り入れた方法が使われることもあります(MedlinePlus)。
  • 薬:抗うつ薬や抗不安薬などが使われます(厚生労働省)(MedlinePlus)。合う薬が見つかるまで、いくつか試すことがあるとされます(MedlinePlus)。

苦手なことに段階的に取り組み、自信を取り戻していくことが回復につながるとされています(厚生労働省)。

日常生活の注意・セルフケア

治療中は、医療機関からの指示を最優先にしてください。

  • ストレスへの対処法を身につけることや、同じ悩みを持つ人の集まり(自助グループ)が役立つことがあります(MedlinePlus)。
  • カフェインをとりすぎていないか見直すことも一つの方法です(MedlinePlus)。薬をやめたり減らしたりするときは、自己判断せず医師に相談しましょう。

精神科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

厚生労働省「こころもメンテしよう 不安障害」 / MedlinePlus「Anxiety」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。