病気の解説

敗血症性ショック

別名:敗血性ショック

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緊急性の高い症状

血圧が下がる・意識がもうろう・手足が冷たく皮膚がまだらになる・息が速いときは、ただちに救急(119)を要請してください。

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

感染の経過中に強いだるさ・意識の変化が出たら、速やかに連絡してください。

基本

概要

敗血性ショックは、感染により体の組織や臓器が十分に働かなくなる状態です。高齢者や幼児、免疫が弱い人で発生しやすく、細菌や真菌、まれにウイルスが原因となることがあります。体は感染の毒素に対して強い炎症反応を示し、低血圧や臓器機能の低下を招くことがあります。リスクとして、糖尿病や長期のカテーテル使用、免疫を弱める病気、最近の感染・手術・化学療法・ステロイド薬の使用などが挙げられます。

主な症状

症状には、意識の変化や混乱、発熱や低体温、めまい、尿量の減少、低血圧、動悸、呼吸困難、皮膚の発疹や色の変化、皮膚が温かく赤らむなど、体のあらゆる部位に広がる変化が含まれることがあります。

検査と診断

検査

血液検査で感染の有無や臓器の状態を調べます。完全血球計算や血液化学、酸素レベルや酸塩基のバランス、臓器機能の低下を確認します。胸部X線や尿検査、感染源と疑われる体の部位のCTや超音波検査が行われることもあります。血液培養などの追加検査は陽性になるまで数日かかることがあります。

治療

治療

敗血性ショックは緊急事態です。集中治療室での管理が必要になることが多く、呼吸管理(機械的換気)や透析、静脈内での大量の液体投与、薬による低血圧や感染への対応、酸素投与、鎮静、感染部位の排出や手術・チューブ挿入、感染症に対する抗菌薬などが行われることがあります。心臓や肺の圧力を確認する血行動態モニタリングが行われることもあります。

経過と生活

合併症

呼吸不全や心不全、他の臓器不全を起こすことがあります。壊死が生じ、切断につながる場合もありえます。

予防

感染を早く治療することが大切です。ワクチンが感染の予防に役立つことがありますが、多くの場合は予防できません。特に免疫が弱い場合は、感染を防ぐための対策が重要です。

経過・予後

敗血性ショックは死亡率が高い状態です。年齢や健康状態、感染の原因、臓器がどれだけ機能不全になっているか、治療をどれだけ早く開始できたかなどで影響します。

感染症内科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MedlinePlus: Septic shock(英語の信頼できる医療情報源を、意味を変えない検証済みの翻訳で再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。