病気の解説
髄膜炎菌性髄膜炎
緊急性の高い症状
発熱に加えて、意識がもうろうとする・けいれん・激しい頭痛や嘔吐・首が硬くて曲げられないなどがあるときは、ただちに救急(119)を要請してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
髄膜炎菌性髄膜炎では、発熱や頭痛、赤い発疹、首を曲げにくい状態のような項部硬直がよくみられます。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに脳神経内科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
髄膜炎菌性髄膜炎は、髄膜炎の原因のひとつである髄膜炎菌による感染です。発熱、頭痛、発疹、項部硬直といった症状が見られることがあります。乳児では授乳が難しくなることや泣き声が弱くなるなど、機嫌の変化が現れることがあります。血流感染症として発疹が出ることもあり、重症化すると敗血症を起こすことがあります。広範囲の発疹がみられることもあります。
主な症状
髄膜炎菌性髄膜炎では発熱や頭痛、赤い発疹、首を曲げにくい状態のような項部硬直がよくみられます。吐き気や嘔吐、光への敏感さも起こることがあります。乳児では授乳が難しくなったり、泣き声が弱くなったり、不機嫌さや反応の鈍さが見られることがあります。血流感染症では小さな点状の発疹が出ることがあり、重症の場合は敗血症が進行し臓器機能に影響を及ぼすことがあります。発疹は体幹や脚に広がることもあります。
検査と診断
診断
診断は血液のサンプルや腰椎穿刺で採取した脳脊髄液などの検査で菌の有無や菌の種類を確認します。血液や他の感染組織のサンプルを培養して調べることもあります。ときにはPCR検査で遺伝子の断片を調べることがあります。髄液だけでなく血液検査も実施されることがあります。
治療
治療
治療は抗菌薬を静脈内投与することが基本です。輸液による水分補給も行います。状況によりコルチコステロイドを投与することがありますが、髄膜炎菌性髄膜炎ではこの治療効果は限定的とされる場合があります。髄膜炎菌が特定された段階で、最も効果が高いと判断される薬剤へ切り替えます。通常は集中治療室で治療を受けることがあります。
経過と生活
経過・予後
全体としては死亡することもあり、回復しても永続的な合併症が生じることがあります。重症の血流感染症を伴う場合は特にリスクが高くなります。回復後も難聴や知的障害、四肢の壊死などの合併症が起こる可能性があります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。